手続きのミスにより、大阪府の中高生8人がジュニアオリンピックに出場できなくなっている問題で、大阪中学校体育連盟などが5日夜、選手や保護者に謝罪しました。
大阪府の吉村洋文知事も「選手たちになんの落ち度があるんだろうと僕は思います。挑戦させてあげたい」と反応した、この問題。
全国大会という大きなチャンスを奪われた選手が関西テレビの取材に応じ、率直な思いを語りました。
■「(大会に出場できない息子は)泣いていた。これで子供たちが納得できるのか」
今月23日から三重県で開催される「JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会」の出場をめぐる問題。
大阪府代表の中高生8人が手続きのミスで大会に出場できない事態になっています。
5日夜、大阪中体連などが保護者らに対し説明会を開き、直接謝罪した一方で、保護者からは憤りの声があがりました。
【選手の保護者】「(私の息子は)自分の部屋で陸連の発表を1人で読んで、出てきたときに泣いていたそうです」
■「締め切りを勘違いしていた」
そして説明会では、大阪府代表の選手たちのエントリー手続きを管理していた大阪中学校体育連盟などが、当時の状況を明らかにしました。
【大阪中学校体育連盟 専門委員長】「申し込み担当者が(9月24日の)締め切りを9月28日と思い込んでおり、申し込み締め切り日については専門部内でも担当者任せになっており共有ができていませんでした」
大阪中体連によると先月24日午後5時50分ごろ、専門委員会の会議中に申し込みの期限が午後6時だと気付きました。
申し込みのサイトにアクセスできたのは締め切り時刻をすぎた後だったということです。
■保護者「納得できない」「子供になんて言ってあげたらいいのか」
一方で、これまでに日本陸上競技連盟は別の大会でも同じ対応をとっていて公平性の観点から「追加申し込みは受け付けない」とし救済措置をとらないという声明を出しています。
説明会に参加した選手の保護者からは憤りの声が聞かれました。
【保護者】「なぜこんなにも(申込のルールが)抜けてしまったのか。そこの説明がまだ不十分」
【保護者】「16時から会議が始まっているにもかかわらず、この日が締め切りであることを誰も分かっていなかった。納得ができない。私は帰って子供になんて言ってあげたらいいんでしょうか?」
これに対し、中体連 担当者は「最後の最後まで出場の可能性を探って誠心誠意向き合っていく。中体連としてできることをしっかりと向き合うということでお伝えいただけたら」と話しました。
【保護者会代表】「これですべてがすっきりしたということではなく、正直もやもや感がまだ残っている」
■「大人にこういう機会をつぶされるのはすごく悔しい」
大会に出場できなくなった選手たちは、関西テレビの取材に率直な思いを話しました。
【出場予定だった選手】「来年も出られるかわからない中で、大人にこういう機会をつぶされるのはすごく悔しいです」
また、今回が16歳未満の全国大会に出場できる最後のチャンスだったという選手は…
【出場予定だった選手】「前を向いて次の目標に向かおうと思っているんですけど、この大会に出ようと思って努力していたので、悔しかったり、悲しかったりする気持ちはあります。
アンダー16(の大会)で結果を残し、自分の実力を発揮したかった。同じような思いをする子がでないようにしてほしい」
悔しさを滲ませた選手たち。守るべきはルールか、子供たちの活躍する機会か、責任ある対応が求められます。
(関西テレビ「newsランナー」2026年10月6日放送)
