交通事故で大切な家族を亡くした遺族が、宮城県富谷市の中学校で講演を行い、命の大切さや、交通ルールを守ることの重要性を訴えました。
みやぎ交通事故ハナミズキの会 佐藤早織さん
「『ママただいま』と飛びついてくる翔樹をずっと1人で玄関で待っていました。でも5時になっても外が暗くなっても翔樹は帰ってきませんでした」
富谷市の日吉台中学校で開かれた講演には、宮城県内の交通事故遺族でつくる団体の代表を務める仙台市の佐藤早織さんが登壇し、全校生徒およそ360人が参加しました。
佐藤さんは2000年に、信号無視の交通事故で、当時8歳の息子・翔樹さんを亡くした自身の経験を語り、命の大切さを訴えました。
みやぎ交通事故ハナミズキの会 佐藤早織さん
「スピードを出してはいけない、飲酒運転はいけない、そんなことは皆さん知っていると思います。それよりも最愛のお父さん、お母さん、きょうだいがもし交通事故に遭い、突然亡くなってしまったら、この恐ろしい現実を想像してほしいです」
中学生3年生
「交通ルール1つ1つしっかり意識して、それを全員で守っていくことで、こういう悲しい事故は減ると思います」
「被害者遺族の生の声を聞くことで、当時の鮮明な状況とかが直に伝わって、命の重さというのがすごく伝わったなって思いました」
みやぎ交通事故ハナミズキの会 佐藤早織さん
「途切れてる記憶を急に思い出したりとかする時もあるので、本当につらい。自分だけじゃなく家族とかの人生も一瞬で変わってしまうということを感じてほしい」
宮城県内では今年、交通事故で27人が亡くなっています。
