無限城の気分を味わえる旅館

今、日本で最も勢いのあるアニメ「鬼滅の刃」。
福島県に「鬼滅の刃」の聖地があることを、ご存じだろうか?

福島・会津若松市にある芦ノ牧温泉「大川荘」。なぜここが聖地なのか。

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吹き抜けの中央で優雅に三味線を弾く女性。

この浮き舞台が、鬼滅の刃の中に登場する敵の本拠地「無限城」に似ていると大きな話題を呼んでいる。

「想像以上に「無限城」でした!」「大川荘で「無限城」の気分を味わいたい!」などSNS上でも注目されている。

宮城県から来た母親:
娘が「鬼滅の刃」が好きで、泊まりたいってうので来ました

今や鬼滅ファンも多く訪れている、注目のスポットに。
中にはコスプレ姿で訪れる人も。

宮城県から来た親子・娘:
栗花落カナヲの…

宮城県から来た親子・母親:
栗花落カナヲちゃんっていうキャラクターです

福島・郡山市から来た人:
(無限城)そうですね。かっこいいです

毎日午後4時から6時まで、30年以上続けられている、三味線の演奏。

大川荘女将・川又美江さん:
アンケートに「何をきっかけに大川荘に来ていただいたか」と聞く欄があるのですが、そこに「鬼滅の刃」と書いてあったりとか。かなりの反響がありまして、お客様も喜んでいただいております

”無限城”大川荘で、あなたも鬼滅の世界を味わってみませんか?

「人食い鬼」の伝説が残る観世寺

実は、福島県にはもう1カ所、二本松市安達ヶ原にある「観世寺」が注目されつつあるスポット。奈良時代、この地に鬼が住んでいたとされている。実際に住んでたという岩に、案内してもらった。

観世寺・中村円昭副住職:
鬼婆さんというのが「岩手のつぼね」という者だったのですが、実は京都にあるお屋敷に奉公していた乳母だった

乳母として世話をしていたお屋敷のお姫さまが病気になり、治すにはお腹の中にいる子どもの生き肝を飲ませる必要があった。

そこで、岩手のつぼねは生き肝を求めて安達ヶ原までやってきて、妊婦をじっと待った。

そこに丁度やってきた、妊婦の恋衣。岩手のつぼねは、包丁で恋衣のお腹を裂いた。
恋衣は「生き別れた母を探しにきたんです」と言い残し亡くなったが、岩手のつぼねは、恋衣が持っていたお守り袋を見て驚いた。

何と、かつて自分が娘と別れる時に渡したものだった。
娘を殺した苦しみから、発狂して鬼婆となった岩手のつぼね。それ以降、通りかかる旅人を殺し続けたという。

当時、鬼婆が使っていたとされる道具を見せていただいた。

観世寺・中村円昭副住職:
この包丁で、人を殺して使っていたものと言われています。さらに、この鍋で人を煮て、食べていたと言われています

「鬼が人を食う」どこか鬼滅の刃を思わせる部分がある。

ーー鬼滅の刃を読んだことは?

観世寺・中村円昭副住職:
読んだことは正直ないんですけれども。通ずるものがあって、それを見に来たという方もいらっしゃいます。現在、インスタグラムとかにお客様がお写真をあげていますので、そういったのを見て、興味を持って来られる方もいらっしゃいます

「鬼婆伝説」の残る観世寺。
新たな聖地になるかもしれない。

(福島テレビ)