クマが市街地に出没した場合を想定したクマ撃退用のスプレーの使用訓練と、緊急銃猟の実地訓練が南陽市で行われた。
訓練は、クマの活動が活発になる時期を前に、南陽市と関係団体との連携を確認しようと行われたもので、南陽市と南陽警察署、地元の猟友会など、約50人が参加した。
クマ撃退スプレーの使用訓練では、スプレーの正しい使い方や実際の噴射距離などを確認した。
(スプレー使用訓練の参加者)
「(スプレーが)あるから安全というわけではないが、こうして使用・練習できる機会を与えてくれたことに感謝」
一方、緊急銃猟の実地訓練では、クマがとどまっている場所の周辺の安全確保や緊急性の判断など、必要な手順を確かめながら、猟友会による駆除までの一連の流れを細かく確認していた。
南陽市では去年、小学校のガラスが割られたり、目撃情報を受けて警戒中だった職員が襲われて重傷を負うなど、市街地でクマの被害が相次ぎ、今年に入っても住宅地付近の河川敷で緊急銃猟が実施されている。
(南陽市 柴田正人市長)
「人的被害というのは大変重いこと。いろんな機材を含めて充実させ、初動体制に取り組んでいく」
南陽市では、クマの目撃が相次いでいる中央花公園周辺に電気柵を設置する予定で、引き続き対策を強化していく方針。
