カンボジアを拠点とする特殊詐欺グループの「かけ子」と「リクルーター」のリーダー格とみられる男の裁判が始まり、男は起訴内容を一部否認しました。
起訴状によると、菅原孝文被告(31)はおととし、男女複数人と共謀して警察官などになりすまし、北海道や和歌山県に住む60~80代の男女3人から合わせて1200万円をだまし取った罪に問われています。
きょう=17日の初公判で菅原被告は、カンボジアに行って詐欺の「かけ子」をしたことについては認めた一方、「自分が掛けたのが被害者であるか分かりません。自分が掛けていないのは、報酬を受け取っていないので関係ありません」と、起訴内容の一部を否認しました。
弁護側も起訴内容について、菅原被告が電話を掛けたかどうか分からないとしていて、和歌山県に住む被害者については「関わっていない」と無罪を主張しました。
一方、検察側は冒頭陳述で、菅原被告が「1棟の建物でかけ子の外出を許さず日常的にかけ子をさせていた。包括的な共謀があった」と指摘しました。
