先月の豪雨被害を受けた富山県氷見市では、ヤギを飼育し、人気を集めていた吉懸地区の「げんじぃの吉がけ牧場」にも、大きな爪痕を残しています。
今年春、氷見市の山あいにある吉懸地区の「げんじぃの吉がけ牧場」は7頭のヤギの赤ちゃんが誕生しぴょんぴょん飛び跳ねる愛らしい姿に癒されました。
この牧場では、全国では珍しくこんな体験もできたんです。
*リポート
「温かい。軽いですね。ふわふわで可愛い」
ヤギは成長のスピードが早く、一カ月でひと回り以上は大きくなるそうで、抱っこができるのはこの時期だけ、特別でした。
*吉がけ牧場「げんじぃ」 村江元三さん(81)
「子どもに喜んでもらえるのが一番楽しみ。ヤギを見て、こんな動物なんだと子どもたちに感じてもらえたら嬉しい」
と話していたのはこの牧場の主「げんじぃ」こと村江元三さん(81)です。
故郷ににぎわいを作りたいと8年前、趣味で始めた手作りのヤギ牧場ですが、先月の豪雨被害で、今は、ここを訪れる人はだれもいません。
*吉がけ牧場「げんじぃ」 村江元三さん(81)
「見て、あのようになってしまった」
*リポート
「凄いですね。道が陥没してしまっているような感じになっていますね」
*吉がけ牧場「げんじぃ」 村江元三さん(81)
「そうですね」
先月の豪雨で、牧場に通じる道幅5メートル近くの道は10メートル近くにわたり大きく陥没し、土砂崩れが3カ所発生しました。
しかし、その中でも今年の春先牧場で生まれたヤギの7頭の赤ちゃんは大きく育っていました。
豪雨の時は、ヤギ小屋にも浸水する被害を受けましたが35頭いるヤギたちは小屋の中の高い場所に避難し大きな被害はなかったということです。
いまは、柵を直すなど復旧作業を急いでいますが1日最大で400人以上が訪れるほど人気の牧場に戻れるか、まだ見通しが立たないと言います。
*吉がけ牧場「げんじぃ」 村江元三さん(81)
「上からその山が崩れた。天気が良くなったらショベルカーを借りてきて(土砂を)撤去する」
地域を元気にしたいという思いから始めたヤギ牧場。
村江元三さんはまずは自分が元気を取り戻さないとという思いで、牧場再開の日に向け土砂の撤去作業を進めています。
