富山や福井で発生した違法薬物の密売事件の裁判員裁判で、富山地方裁判所は、密売グループの主犯格の男に拘禁刑8年6カ月の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、富山市の小沢亜瑠被告(21歳)は、去年4月から8月にかけて、大麻やコカイン、MDMAなどの違法薬物を富山や福井で密売し、約2340万円を売り上げたとされています。
小沢被告は密売グループの主犯格で、違法薬物の仕入れのほか、販売サイトの運営、価格の決定などを担当していました。
また、富山市の倉庫や黒部市の建物で薬物を保管し、密売人として働かせていた当時16歳から20歳の複数の少年らに売らせていました。
これまでの裁判で検察側は、グループの主犯格であることや売上額の大きさなどを追及し、拘禁刑10年を求刑。
弁護側は、被告はまだ若く、更生の可能性があるとし、拘禁刑5年を求めていました。
16日開かれた判決公判。
富山地方裁判所の結城真一郎裁判長は、犯行について「動機に酌むべき点はなく非常に悪質。グループの中心的な役割で、刑事責任は重い」とし、拘禁刑8年6カ月、罰金200万円の判決を言い渡しました。
弁護側は控訴について、「被告人と話し合って決める」としています。
