秋田県の総合計画の進捗(しんちょく)について、鈴木知事は15日、観光や移住などでの手応えを口にしました。一方で、人口の社会減を課題に挙げ「社会ニーズの変化に対応した取り組みを柔軟に展開したい」と述べました。
観光庁が発表した「宿泊旅行統計調査」によりますと、2026年6月に県内の旅館やホテルに宿泊した人の数は、約33万9100人でした。
前年の同じ月より約11万6000人、率にして34.4%増え、全国で最も高い伸び率を記録しました。
県は、5~7月まで宿泊の割引や特別な体験ができる観光キャンペーンを展開し、その効果が表れたと分析しています。
15日に開かれた9月県議会の一般質問では、議員が県の総合計画の進捗状況や目標達成に向けた知事の考えをただしました。
これに対し鈴木知事は「移住者数や延べ宿泊者数などは目標を上回る水準で増加し、手応えを感じている」と述べました。
一方で、総合計画では人口の社会減の目標値を2026年9月までの1年間で3090人にすると掲げていますが、7月末時点で4000人を超えています。
鈴木知事は「人口の社会減など、一段と踏み込んだ対応を要する課題も顕在化していると率直に受け止めている。今後もこれまでの施策の延長線上に甘んじることなく、きめ細かな進捗管理のもと、施策の解像度と精度をより高めながら、社会ニーズの変化に対応した取り組みを機動的かつ柔軟に展開し、数値目標の達成につなげていく」と述べ、取り組みを強化する考えを示しました。
