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「暑さで免疫が落ちている」9月なのにインフルエンザ学級閉鎖 患者数が昨年同期比2倍超に【鹿児島】|FNNプライムオンライン

「暑さで免疫が落ちている」9月なのにインフルエンザ学級閉鎖 患者数が昨年同期比2倍超に【鹿児島】

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「例年よりも早い」――かごしまたんぽぽ小児科の山元公惠院長はそう語る。9月に入ったばかりだというのに、鹿児島県内ではすでにインフルエンザによる学級閉鎖や休園が報告されている。9月10日に発表された最新データでは、9月第1週の患者報告数が248人に達し、2025年の同時期の2倍を超えた。例年より早い流行の背景には何があるのか。専門家の見解と、いま取るべき対策をまとめた。

2025年の同時期の「2倍超」、データが示す異例の早さ

鹿児島県が公表しているインフルエンザ患者の報告数の推移を見ると、異例な数字がはっきりと浮かび上がる。7月末からのデータを比較すると、2025年・2026年ともに8月終わり頃から感染者数が増え始めているが、2026年の増加ペースは明らかに速い。

インフルエンザ患者の報告数
インフルエンザ患者の報告数
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9月第1週の報告数は248人。前週からさらに増加しており、2025年の同時期と比べて2倍を超える水準だ。この248人のうち、4割以上が14歳以下の子供である。学校や保育園での集団感染が起きやすい年齢層に、感染が広がっていることが読み取れる。

県内では今週に入り、早くも学級閉鎖や休園が報告されている。例年ならば本格的な流行は冬に向けて進む時期だが、今年は季節を先取りするような形でウイルスが広まりつつある。

「暑さで体が疲れている、免疫が落ちている」

なぜこの時期にこれほどの流行が起きているのか。かごしまたんぽぽ小児科の山元公惠院長は、要因の一つとして「暑さ」を挙げる。

「体が疲れている。そのぶん免疫が落ちている。インフルエンザを発症してしまう一つの要因か」

厳しい夏の暑さが続く中で体力や免疫力が低下した状態に、ウイルスが付け込んでいるという見立てだ。特に子供は体力の消耗が大きく、感染リスクが高まりやすい。14歳以下の患者が全体の4割以上を占めるという数字も、こうした背景と無関係ではないだろう。

山元院長は「少しずつインフルエンザが出始めている。例年よりも早い」と現状を冷静に見つめながら、保護者への注意喚起を続けている。

ワクチン接種を「半月前倒し」、9月14日からスタート

感染・重症化を防ぐための有効な手段がワクチン接種だ。例年、定期接種の開始は10月1日とされているが、国は今年の早い流行を踏まえ、各自治体の判断による前倒しを認めている。

インフルエンザのワクチン
インフルエンザのワクチン

かごしまたんぽぽ小児科でも例年は10月から接種を開始しているが、2026年は約半月早い9月14日からワクチン接種を始める。この動きに、地域の保護者たちも敏感に反応しているようだ。

「『始めました』と言うと、『外来の帰りに予約して帰りますね』と母親たちが言う」

山元院長のこの言葉が、保護者の危機意識の高さをよく表している。

「すぐに効果が出るものでもない」、早めの検討を

ただし、ワクチンは接種したからといって翌日から効果が出るわけではない。山元院長は「すぐに効果が出るものでもない。早めの検討は一つの方法」と述べ、接種のタイミングを慎重に考えるよう促している。

ワクチン以外の日常的な感染対策についても、院長は具体的に呼びかけている。

「外から帰ってきたときに手洗いうがいをする。風邪の症状があるときにマスクをする。疲れたと思ったら十分な就眠や食事をとり免疫力を上げるような生活を」

シンプルではあるが、こうした基本的な対策の積み重ねが感染拡大を抑える力になる。暑さで体が疲弊しがちなこの時期だからこそ、睡眠や食事といった生活習慣の見直しが特に重要だと山元院長は強調する。

例年より早く流行の兆しを見せているインフルエンザ。まずは「一番確実なのはワクチンの接種」という専門家の言葉を胸に、早めの接種検討と基本的な感染対策の徹底が、この秋を乗り切る鍵となりそうだ。

【動画で見る▶インフルエンザ感染広がる 「暑さ」も原因? ワクチン接種前倒しの動きも【鹿児島】 】

鹿児島テレビ
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