競泳の東京オリンピック銀メダリストが人身事故を起こしたとして、危険運転致傷の罪に問われている裁判で、本多灯被告(24)に9日、拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決が下された。
制限速度30キロの道路で108キロ
本多被告が事故を起こしたのは2025年11月、現場は東京・多摩市の道路だった。

リポート:
本多被告は、前を走っていたスポーツカーに離されたくないと考え速度を上げたところ、カーブを曲がりきれず、前を走る車と衝突したということです。

制限速度30キロの道路を、時速88キロから108キロのスピードで走行。

カーブを曲がりきれずに対向車線を走ってきた車と衝突し、60代の運転手に全治約1カ月のけがをさせた危険運転致傷の罪に問われている。
「ただ前の車について行こうと…」
8月に開かれた初公判で、起訴内容を認め謝罪した本多被告は、スピードを出した理由について問われると、次のように答えた。

本多灯被告(8月):
当時は冷静な判断ができず、ただ前の車について行こうとしてしまった。
周りのことを考えていなかった。

検察側は「危険かつ無謀な運転で悪質」「被害者には何ら落ち度はない」などとし、拘禁刑1年を求刑した。
対する弁護側は「常習性はなく、被害者に賠償している」「今後二度と運転しないと誓っていて再犯の恐れはない」として、執行猶予付きの判決を求めていた。
裁判官「頑張ってください」
そして迎えた9日の判決公判で、東京地裁立川支部は、拘禁刑1年・執行猶予3年を言い渡した。

判決理由について「極めて危険かつ無謀で結果も軽くない」などとしつつ、「事実を率直に認め反省の態度を示している」「自業自得とはいえ、国際大会を辞退するなど、一定の社会的制裁を受けている」などと説明した。

そして最後に本多被告に対し、中島経太裁判官は「再び活躍する姿を見せてください」「再起を期待しています。頑張ってください」と語りかけた。
この言葉に対し、本多被告は無言でうなずいた。
本多被告は東京オリンピックの銀メダリストとして、今後の活躍も期待されている。
今回の事故を受け、来週始まるアジア大会などへの出場を辞退するなど、当面の活動自粛を発表している。
(「イット!」9月9日放送より)

