全国的な知名度を誇る大分県の観光地・湯布院に新たな名所が誕生した。
その1つが猫好き必見の新名所。寺院型ミュージアムとなっていて、襖絵など細かい部分まで猫で埋め尽くされた不思議なミュージアム。
さらに、フレンチで磨いた技が光る本格スパイスカレー店など、湯布院の最新スポットを取材した。
「どこを見ても猫」の寺院型ミュージアム
まずは、2026年8月12日にグランドオープンしたばかりの「猫猫寺 湯布院別院」。
総本山は京都市左京区にあり、その名の通り猫をモチーフにした作品を展示する寺院型ミュージアムであり、中は置き物や絵画など一面「どこを見ても猫!」の猫づくしである。

館内へ入ると館長が手掛けた「湯布菩薩」が出迎え
案内してくれたのは作品制作も手がける館長の加悦徹さん。
館内へ入るといきなり本堂が。中央には、加悦さんがこの湯布院別院のためだけに制作したという「湯布菩薩」が鎮座している。
実は加悦さん、館長だけでなく、神社仏閣の襖や仏像、天井画などを描く「彩色師」という、もう一つの顔を持っている。館内の襖絵もすべて加悦さんが手がけたものだとか。
加悦さんによると「にゃむにゃむ…」と唱えてお参りすると開運の効果があるのだとか。

家族全員が“猫作家”という館長一家
本堂からさらに奥へ進むと、高さ約2メートルの猫大仏が登場。不思議で壮大な猫の世界は、まだまだ序盤。
続く「第三の間」は、加悦さん一家のギャラリーになっている。実は、加悦さん一家は家族全員が猫作家。
羊毛フェルト作家の妻・順子さん、そして長男の雅乃さんは11歳から猫作家として活動しているという。

私たちが知らなかった猫の世界が、さらに奥深くへと続く。
猫を軸に、さらに時代は古代へとさかのぼり、なんと猫型ピラミッド(ピニャミッド)から「ツタンニャーメン」まで出現するという、ここならではの世界観が広がっている。

猫の世界を満喫した次に訪れたのは、2025年12月にオープンしたスパイスカレーのお店「curry Kany’s」。こちらも今、湯布院で噂になっているスポットである。
プレートには南インドのチキンカレーをメインに、ココナッツダルというレンズ豆のカレー、さらに季節の野菜を使った副菜が約10種類も盛り付けられている。
全体的に辛みを抑え、誰もが食べやすいように工夫されているそうだ。

お米は、由布院盆地米と粘りの少ないインドのバスマティライスを、カレーに合うようにブレンド。ふんわり感とさらっとした食感が両方楽しめる。
続いてチキンカレー。にんにくやガラムマサラなどで1時間ほどマリネしてから調理することで、食感を残しつつも柔らかく仕上げている。

オーナーの荒金さんは、これまでフレンチ、イタリアン、和食の料理人として経験を積んできた。26年前に縁あって湯布院へ移り住み、「湯布院に住んでいて居心地の良さもすごい感じるし、湯布院にスパイスカレー屋さんないなと思って」と、自身の経験を生かしたお店をオープンさせた。
様々なスパイスカレー店を食べ歩き、フレンチやイタリアン、和食のエッセンスを融合させたのがKany’sのカレー。「ご飯で食べてもらえるカレー」「野菜をやっぱりたくさん食べていただきたい」という想いから、副菜を多くしたスタイルになったそう。
どこを見ても猫の不思議な世界を楽しめる「猫猫寺」や本格スパイスカレーの注目スポットが誕生した湯布院。
定番の温泉旅に、可愛くて、不思議で、スパイシーな彩りが加っている。


