私たちの生活に欠かせない食品も値上げは止まりません。
買い物客:
高いね。高くてもね、食べるものは食べんといけんし。どうにかならんかね。
民間の調査会社によると、中東情勢をはじめ人件費の高騰なども重なり、飲食料品の値上げはこの9月で4923品目にものぼっています。
スーパーマーケットひまり・山根貴之店長:
特にはこの辺ですね。黒酢やポン酢など今回値上げになりましたね。
松江市内にあるこちらのスーパーでも9月から炭酸飲料水やお酢、それに海苔などが1割から2割ほど値上げされました。
様々な商品が毎月少しづつ値上がりするほか、トレーなどの包装資材も値上がりしていて、この店も対応に追われています。
スーパーマーケットひまり・山根貴之店長:
お買い求め安い価格を考えてまして、惣菜コーナーでも小パックの小さいサイズを用意してお買い得になるような価格を考えて販売しています。
人気の総菜はお手ごろな小分けサイズにして販売するほか、従来品と比べ低価格なプライベートブランドの商品も取り揃えます。
それでも買い物客からは悲痛な声も…。
買い物客:
あれこれも値上げしてると思うと一回出た手が引っ込む。年金の範囲内で生活している者はすごく感じます。3つ買うところを2つでやめたりしてる。
終わりの見えない値上げ。
消費者の苦悩は続きそうです。
小泉陽一キャスター:
「値上げの秋」と言われる一方で、ホームセンターなどでは、あえて値下げする商品を増やしています。
これは単なる安売りではありません。
ティッシュや洗剤など、他店と価格を比較されやすい商品を安くして、「この店は安い」という印象をつくる。
そして他店と比較されにくい商品を合わせて買ってもらい、買い物カゴ全体の「粗利益」、いわゆる「バスケットマージン」を確保するわけです。
安さは、善意だけで生まれるものではありません。
値下げもまた、緻密に計算された商売です。
私たちも賢く知恵を働かせながらこの「値上げの秋」を乗り切りたいものです。
