アメリカのトランプ大統領率いる与党・共和党は、9日から中間選挙に向けた異例の党大会を開催します。
共和党は9日から2日間、南部テキサス州ダラスで中間選挙に向けた党大会を開催します。
党大会は通常、大統領候補を正式に指名するため、大統領選挙の年に開かれます。
共和党が中間選挙の年に党大会を開くのは今回が初めてです。
トランプ大統領はSNSで、今回の党大会について「歴史的なイベントとなる」「史上最高の集会だ」などとアピールしていますが、異例の開催の背景には、11月の中間選挙に向けた共和党内の危機感があるとみられます。
イランとの戦闘が長期化し、ガソリン価格の高騰や物価高への国民の懸念が広がるなか、8月に行われたロイター通信とイプソスの世論調査では、トランプ大統領の支持率は33%と、最低水準に低迷しています。
共和党内では、中間選挙で下院の多数派を失うだけでなく、上院でも議席を減らすことへの警戒が強まっています。
中でも党大会が開かれるテキサス州では、連邦上院議員選挙が接戦となる可能性が指摘されています。
テキサス州の上院選挙で民主党候補が勝利したのは1988年が最後で、共和党にとっては譲れない州です。
トランプ大統領には、テキサス州で党大会を開き、夜の「プライムタイム」に演説して、全米の支持者に投票を呼びかける狙いがあります。
一方、共和党の議員や候補者の間では、大会への出席を見送る動きもみられます。
政治サイト・ポリティコが共和党の議員や候補者など70人以上に出席予定を尋ねたところ、45人が出席しないと回答しました。
選挙区での活動や日程の都合を理由に挙げる議員がいる一方、接戦区の候補者を中心に、支持率が低迷するトランプ大統領との距離を意識する動きもみられ、党内の温度差が浮き彫りとなっています。
