大阪市は、配達された食事を食べた高齢者施設の入所者など、男女33人が食中毒となったと明らかにしました。
市は、食事を調理・配達した平野区の業者を原因とする食中毒と断定し、業者に3日間の営業停止を命じました。
大阪市によると今月2日、平野区の業者から「配達先の高齢者施設で、複数人が食中毒のような症状を示している」と、保健所に連絡がありました。
これを受け、市が調査したところ、この業者が調理・配達した市内2カ所の高齢者施設の入所者や職員=53~104歳までの男女33人が、下痢などの症状を訴えていることが確認されました。
33人のうち5人は病院を受診しましたが、入院した人はいおらず、全員快方に向かっているということです。
33人に共通するのは、この業者が調理・配達した今月2日の食事以外にないことや、発症者からウェルシュ菌が検出されたことなどから、大阪市は平野区の「まるいちフーズ」を原因とする食中毒と断定し、今月7~9日までの3日間、業者に営業停止を命じました。
ウェルシュ菌は食中毒を起こす細菌のひとつで、健康な人や自然環境に広く存在していますが、熱に強く、酸素のないところで増える特徴があり、肉や魚を使った煮物やカレーやスープのような大量に調理された食品を原因とする食中毒が多くなっています。
大阪市は食品は室温に放置せず、保存する際は急速に冷やして冷蔵庫で保管するほか、調理や温めなおしの際は中心部まで加熱することなどを呼び掛けています。
