熊本市の県立美術館本館で開催中の『わたしたちのルノワール』。地震の影響で中断していたシリーズ企画を1日から再開します。ルノワール作品は実は絵画だけではありません。1日は家族への愛情が伺えるこちらの作品です。
【寺田菜々海アナウンサー】
「きょうご紹介するのはブロンズ像です。ルノワールは彫刻作品も手掛けていたんですか」
『母子像』ピエール=オーギュスト・ルノワール
◆1916年制作/京都国立近代美術館所蔵
【熊本県立美術館 学芸員 香月 比呂さん】
「はい、ルノワールの晩年の作品です。このころルノワールはリウマチで手足が不自由になっていたので、彫刻家のリシャール・ギノとともに共同制作をしています。
『母子像』といってルノワールの妻と息子がモデルとなった作品です。実はルノワールの妻・アリーヌは(この作品が制作された)前年に亡くなってしまうのですが、
生前に何度も妻の絵を描いていたので、それを基にこの彫刻をつくったといわれています」
『わたしたちのルノワール』熊本県立美術館本館 9月13日(日)まで
