9月1日に解禁されたのが“底引き網漁”だ。漁業者にとっても、消費者にとっても待ちに待った“水揚げ”となりそうだ。
■海の幸の値段にバラツキ
福島県相馬市の「浜の駅松川浦」。アジやタイ、タコなどの海の幸が並ぶが、今年は…「最近ちょっと(漁獲量が)少なめっていう話は聞いてますので、上がる量によって値段のバラツキは出ますね」と浜の駅松川浦の山田豊店長は話す。
天候不順による漁獲量の減少や燃料費の高騰などで、例年より5パーセントほど価格が高くなっている。そうしたなか…浜の駅松川浦の山田店長は「きょうから底引きが始まりますので、我々もワクワクしてるし、多分お客様もね、待ってたかと思います」と期待を込める。
■底引き網漁が解禁
宮口英大記者:「相馬市の松川浦漁港ではきょうから底引き網漁が始まりました。このようにイカや魚などが大量に水揚げされています」
1日解禁された「底引き網漁」。相双漁協では22隻の漁船が出港し、水揚げした約25トンのうち3割を占めたのが…。「スルメイカがやっぱり(ことしも)すごい量があるのかなと感じました」と話す相馬市の漁師・菊地栄達さん。
■昨年豊漁のスルメイカに期待
2025年は漁獲制限が福島県内で初めて設けられるなど“異例の豊漁”だったスルメイカ。今年も注目されそうだ。漁師の菊地さんは「それ(決められた量)を超えないように調整しながら取っていけたらなと思います」と話す。
スルメイカへの期待は売り場からも…。浜の駅松川浦の山田店長は「お客様もね、そういったスルメイカとかはね、去年だいぶ賑わってましたので、今年もその辺は期待はしてます」と話す。
「浜の駅松川浦」では、底引き網漁で水揚げされた魚が、2日から販売される予定。
■ことしは秋の深まりも魚の南下もゆっくり
この秋の福島県は平年よりも気温の高い日が多く、秋の深まりはゆっくりとなりそうだ。
気象庁が発表した9月から11月の東北地方の平均気温は、平年よりも高くなる可能性を示している。これは赤道付近で発生しているエルニーニョ現象の影響で、秋になっても夏の高気圧の勢力が強いことが要因だ。
また、福島県沖の海面水温も向こう一ヵ月は平年より1~2℃高く、サンマなどの親潮を南下してくる魚の南下は遅れる見込み。
