金利上昇の流れが止まりません。
長期金利は約30年ぶりに一時、節目の3%をつけました。
岩井コスモ証券前から、フジテレビ経済部・木沢基記者が中継でお伝えします。
長期金利が表示されているボードは現在、2.99%となっていて、3%近辺での値動きが続いています。
1日の債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時、3.00%をつけました。
原油価格が高止まりする中、アメリカの長期金利が上昇し、日本国内にも金利高の流れが波及しています。
日米両政府は円買いの協調介入に踏み切りましたが、円買い・ドル売りの介入効果を持続させるためにも、日銀が早期に利上げするとの観測が高まり、日本の財政状況に対する懸念も金利を押し上げています。
――この先、金利の上昇は私たちの暮らしにどう影響しそうですか?
金利が上昇していけば、預金金利も上がる一方で、住宅ローンの負担も増えます。
長期金利で3%の水準が続き、日銀が利上げを進めた場合の試算では、全世帯の平均では年間8万2000円ほどのプラスになりますが、一方で、ローンを抱えている層に限れば7万9000円ほどのマイナス、特に若い30代では21万円ほどのマイナスです。
預金利子が増える効果より、ローンの負担増のほうが大きくなるということになります。
――この先、金利はどう動いていくんでしょうか?
市場関係者からは「金利上昇トレンドは続き、3%は通過点だ」との声が上がっています。
国内外の複数の要因が重なっていることで、金利上昇圧力は止まりそうにないのが大方の見方となっています。
