富山市八尾町に本社を置く下島建設株式会社が、2026年8月31日までに事業を停止し、破産申請の準備に入ったことが分かりました。負債総額は2025年8月期時点で約1億6,300万円にのぼります。
■ピーク時から半減した売上高、債務超過が長期化
東京商工リサーチによりますと、下島建設は1948年1月の創業後、1991年3月に下島建築として法人化し、1995年11月に現在の商号である下島建設へと変更。資本金は1,000万円です。
創業以来、建築工事を主軸に大工工事やとび土工コンクリート工事なども手がけ、一般個人からの受注を中心としながら、地場建設業者からの下請工事にも対応することで実績を積み重ねてきたということで、2003年8月期にはピークとなる売上高2億8,556万円を計上しました。
しかしその後、同業他社との競争が激しくなるにつれて受注は伸び悩み、業績は低迷が続きました。さらに近年は新設住宅着工戸数の減少という業界全体を取り巻く逆風も重なり、2025年8月期の売上高は1億3,540万円にまで落ち込んだということです。ピーク時と比べると、売上高はおよそ半分以下の水準です。
■資金繰りが限界に、事業継続を断念
業績の低迷とともに、損益面でも赤字決算が散発するようになりました。その結果、債務超過の状態が長期化し、資金繰りはじわじわと厳しさを増していきました。
2026年8月期に入っても受注環境に改善の兆しは見られず、ついに資金繰りが限界に達したとして、同社は事業継続を断念。現在は事後処理を弁護士に一任し、破産申請の準備を進めているということです。なお、負債総額の約1億6,300万円という数字は2025年8月期時点のものであり、今後変動する可能性があるとされています。
