北朝鮮で軍指導部の再編が行われ、国防相が交代しました。
北朝鮮メディアによりますと、朝鮮労働党は29日、金正恩総書記が出席する中、党中央軍事委員会の会議を開き、国防省などの政治・軍事活動を評価したほか、今後の国防事業に向けた組織の再編について協議しました。
この中で、努光鉄 国防相を解任し、後任に朝鮮人民軍の金成基 総政治局長を任命しました。
努氏は党の中央指導機関からも外れ、兵器開発などを担う軍需工業部の第1副部長に事実上、降格となりました。
また、2026年2月に党中央軍事委員会の副委員長を退いた朴正天国防省顧問が、再び副委員長に就任したほか、党中央委員や政治局員にも復帰しました。
韓国の聯合ニュースは、努氏の人事について、問責の意味合いがあるとの見方を伝えています。
北朝鮮では最近、軍内部の汚職が明らかになり、金総書記が軍の規律を厳しくするよう求めていて、今回の人事についても、軍内部の規律の引き締めと関連しているとの見方も伝えています。
また、朴氏の復帰については、ミサイル分野での専門性や経験が評価されたとの分析も出ています。
一方、金総書記は29日、新たな戦闘兵器システムの開発などに貢献した国防研究機関の科学者らを表彰し、勲章などを授与しました。
北朝鮮メディアは、具体的な兵器の種類などを明らかにしておらず、今回の会議でも、核・ミサイル開発やミサイル発射についての言及はありませんでした。
