福井県内では大雨による目立った被害はありませんでしたが“恵みの雨”を待ちわびているところもあります。これまでの天候で、県内のダムの一部では貯水率が過去最悪レベルに達しています。
記録的な渇水に見舞われている大野市の九頭竜ダム。8月に入ってからの九頭竜の降水量は27日までで、25.5ミリと平年の1割ほどしか雨が振っておらず、8月としては観測史上最も少なかった1994年の31ミリに迫る水準です。
貯水率は、27日現在で、過去10年間で最も低い15%まで低下していました。27日からの雨で貯水率の回復が期待されていましたが、28日はわずか1ポイントの増加にとどまりました。
管理事務所によりますと、九頭竜ダムは洪水調節と発電を目的としているため、市民生活への直接的な影響はないということですが、釣り人の減少などで貸しボート店などレジャー業を営む会社には深刻な影響が出ています。
また、県が管理している丹南や嶺南のダムでも貯水率は低下していて、27日の雨でも大きな変化はありませんでした。
県は、現時点で生活に支障はないとしていますが、今後、渇水が深刻化した場合は、必要に応じて取水制限などの対策を検討するということです。
