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4人に1人のシニアが働く時代 スーパーで週6勤務の76歳は『閻魔帳』でミスを防ぐための努力も|FNNプライムオンライン

4人に1人のシニアが働く時代 スーパーで週6勤務の76歳は『閻魔帳』でミスを防ぐための努力も

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労災による60歳以上の死傷者数が過去最多を記録した。去年はなんと4万2000人を超えたという。現代は、それだけ「働くシニア」が多いということを物語っている。

内閣府の調査によると、今や65歳以上のおよそ4人に1人が働いている時代。その実態を取材した。

■旅行や孫へのプレゼント 働くことで人生の楽しみも広がる

取材班が向かったのは、天神橋筋商店街。

田中友梨奈アナウンサーが最初に立ち寄った文房具屋さんで、笑顔の素敵な方に声をかけると…なんと76歳!お店は創業78年で、現在は2代目として切り盛りされている築部孝子さん。

働いて得た収入の使い道を聞くと、旅行に使っているとのこと。最近は立山へ星を見に行き、2泊で20~30万円を使ったそうです。しかもことしは結婚50周年で、また旅行を計画中だとか。働くことで、人生の楽しみがぐっと広がっているようだ。

続いて田中アナが出会ったのは、定年後も会社で働く60代の3人組。

67歳と61歳の2人はなんと社内結婚のご夫婦でした。お孫さんへの出費として、おもちゃや通信教育の費用などで年間10万円ほどを使っているとか。

築部さん76歳!
築部さん76歳!
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■そば屋で22年働く75歳 「おつりは暗算で」

商店街にある「大一そば」でパートとして22年間働いているという75歳の柴田ふさ枝さんにも話を聞いた。53歳から働き始め、今もレジを担当しているそうだ。

驚いたのは、このお店のレジはお釣りを「暗算」で出すスタイルだということ。

「レジの計算ができひんようになったら、もう辞めなあかん」と語る柴田さんの言葉には、仕事への真剣さがにじんでいる。

国民年金は2カ月で10万円ほどだという柴田さんにとって、パートの収入は生活に欠かせないもの。

仕事が終わったら、ブリの刺身とチューハイで一息つくのが日課だそう。500ミリリットルのチューハイを2本飲むのだそうだ。

柴田さん
柴田さん

■週6日で働く76歳に密着

大阪・八尾のスーパーに、週6日フル勤務の70代の方がいると聞き、取材班は朝7時30分、オープン2時間前のお店の裏で待ち構えた。

するとやってきたのは、自転車に乗った76歳の奥本さん。雨の日も風の日も、自転車で出勤しているそうだ。

田中友梨奈アナウンサー:自転車で出勤ですか?
奥本美和子さん:そうですよ。自転車しか乗られへんので。雨でも風でも自転車で来ています。

奥本さんは61歳からこのスーパーでパートを始めて15年。日曜日以外は毎日働いているといいます。しかも、他のパートの方より30分早く出勤しているという。

奥本さん
奥本さん

■慣れた手つきで、開店前の作業を進める

奥本さんは鮮魚担当。社員の東さんと本塚さんの3人だけで鮮魚担当を支えている。

朝一番の仕事は売り場の清掃と在庫確認。当日期限のものには半額シール、翌日期限のものには2割引きシールを、慣れた手つきでテキパキと貼っていく。

田中友梨奈アナウンサー:もう長く勤められてるので当たり前かもしれないんですけど、動きに迷いがない。

奥本さん
奥本さん

■ミスをなくすため、メモを怠らない

取材中に田中アナが見つけたのは、奥本さん手製の「閻魔帳」。

食品ごとに賞味期限の日数をまとめたオリジナルのメモ帳で、例えば「サバみりん+10」は「解凍してから10日後が期限」という意味。

奥本さん:覚えきらんから。気づいたらつけていってる。

この「閻魔帳」でミスをなくし、お店に迷惑をかけないようにしているのだ。

かつての店長も「奥本さんは迷惑がかからないように努力ができる人。僕らを助けてくれるという思いは十二分に伝わってくる」と評価する。

勤務開始から2時間、開店を迎えても奥本さんの動きは止まらない。駆け足で売り場を移動し、商品を補充し続けます。76歳とは思えない機敏さだ。

奥本さんの「閻魔帳」
奥本さんの「閻魔帳」

■「肩を叩かれるまでここで働き続けるつもり」働き続ける理由は

奥本さんはなぜここまで働き続けるのだろうか。

田中友梨奈アナウンサー:働くからには、それはお給料もね…。
奥本さん:健康のほうが先に取るわ。お金より。
田中友梨奈アナウンサー:お金よりも?
奥本さん:うん。動いてたらやっぱ健康じゃないですか。家にじっとしてんのが嫌。マグロと一緒。回遊魚と一緒。

60歳の区切りで「第2の人生」を考えたことは?という質問にも「ないです。行けるとこあったら行こう。それだけ」と即答。

奥本さん:体が動くうちは、肩を叩かれるまでここで働き続けるつもり。ここで最後。仕事するのは最後と思ってるから。

老後の生きがいや健康、収入…さまざまな理由が絡み合いながら、今日もどこかで「働くシニア」の方々が活躍している。

(関西テレビ「newsランナー」 2026年8月21日放送)

奥本さん
奥本さん
関西テレビ
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