最大震度7を観測した熊本地震の発生から8月28日で1カ月。被災地では今もなお約2500人が避難生活を余儀なくされています。避難所などで被災者の支援を行った香川県警の警察官に被災地の現状を聞きました。
熊本県で最大震度7の地震が発生して1カ月。亡くなった人は関連死の疑いがある人を含めて38人。県内には現在、約60の避難所が開設され、今なお約2500人が避難生活を余儀なくされています。
(香川県警サイバー対策課 田中槙一警部補)
「もう日常とは大きく離れて全然違う。いきなり世界が変わったような状態」
香川県警サイバー対策課の田中槙一警部補は7月31日から8月9日まで熊本県に派遣されました。普段の暮らしからは想像ができない、被害の大きさを目の当たりにしたといいます。
(香川県警サイバー対策課 田中槙一警部補)
「家屋が倒壊したり、道路の至る所が隆起していて、車も通りにくいような状態。水が出ないので(被災者が)酷暑の中、給水所に並ぶ姿が印象に残っている」
香川県警は、被災者支援部隊や広域緊急援助隊など8月28日までに45人を熊本県に派遣。田中警部補は、被災者支援部隊として甚大な被害を受けた八代市の避難所を中心に被災者の悩みや困り事を聞くなどして被災者の心のケアに当たりました。
(香川県警サイバー対策課 田中槙一警部補)
「一人暮らしの高齢者などは普段人と話せない。家も崩れて、明日もどうしようかと悩まれている。その中で話し相手になってくれて良かったと言ってくれる人がいた」
避難所では、「水が出なくてトイレに行けない」、「非常食が続いて体調が悪い」など様々な悩みが寄せられ、時には避難所の外で活動をすることもあったといいます。
(香川県警サイバー対策課 田中槙一警部補)
「高齢の夫婦、2人暮らしの家庭で、ブロック塀が倒壊して水路を塞いでいる」
地震の影響で倒壊したブロック塀。水があふれるなどして二次被害が発生する恐れがあることから、高齢の夫婦に代わって、地域の人と一緒に片付けを行うこともありました。
(香川県警サイバー対策課 田中槙一警部補)
「近所の男性が一緒に頑張りましょうと片付けを手伝ってくれて。「制服で頑張っている姿を見たら自分も頑張らないといけない」と。自分が頑張る姿を見せて被災者の力になるのかなと」
熊本地震から1カ月、過酷な暑さにさらされながらの生活再建は道半ば。息の長い支援が求められています。
