庄川水系で続く深刻な渇水の影響で、富山県砺波市の庄川峡遊覧船が24日から全便の運航を見合わせています。渇水による運休は少なくとも2008年以降、初めてだといいます。
*リポート
「こちら遊覧船の乗り場です。深刻な渇水の影響で現在、遊覧船は出航できず船は泊まったままとなっています」
庄川峡遊覧船は、庄川や遊覧コースに含まれる小牧ダムの水位が低下していることから、遊覧船の運航を24日から当面の間、全便見合わせることにしました。
渇水による運休は関西電力から譲り受けた2008年以降、初めてだということです。
小牧ダムの普段の水位は、約14メートル。
25日の水位は11メートルほどで、24日の夕方よりも低くなっていることがわかります。
水位は26日は7メートルほどになると予想されていて、運行会社では船が転覆するのを防ぐため、遊覧船を沖の方へ移動させる予定です。
25日に周辺を訪れた人は。
*射水市から訪れた人
「景色は相変わらずいいが取水制限は困るので雨が降ればいいな」
道の駅井波の担当者も状況を確認するために訪れました。
*道の駅いなみ木彫りの里 江尻大郎さん
「庄川遊覧船に来て道の駅にも来ていただけるコースが非常に多い。(運休の影響は)周りの施設にも波及しそう。水位が下がっていてびっくりする。まさかここまでになっているとは思わなかった」
遊覧船の再開時期は、今後の水位の回復状況を確認しながら、ホームページで案内するとしています。
庄川水系の水源となっている岐阜県の御母衣ダム。
水位はほぼゼロと、未曾有の渇水となっています。
こうした状況を受け、新田知事は。
*新田知事
「仮にこれ以上状況が厳しくなるようなら一部工業用水の供給の制限のお願い。需要家にお願いすることの検討も視野に入ってきている」
県は企業局を通じて富山市、高岡市、射水市の県内75の事業所に対し庄川水系から工業用水を供給しています。
企業局によると今のところ企業に影響は出ていないということですが、新田知事はこれ以上、状況が悪化すれば、一部工業用水の供給制限を行う可能性があると述べました。
一方、水道用水について県は「ほかの水系もあるため大きな心配はしていない」としています。
