新米の季節が始まり、富山県内のスーパーでも早生品種が並び始めています。
「令和の米騒動」と呼ばれた全国的なコメ不足から一転、その価格に変化が起きています。
立山町のディスカウントストア。
*リポート
「店の正面に大きな案内があります『新米入荷しました』と書かれています。てんたかく令和8年産の新米5キロで3219円となっています」
この店では今月21日から早生品種「てんたかく」の新米を置いています。
販売価格は5キロが3219円、10キロは6351円。
去年の同じ時期と比べ3割ほど安くなっています。
*スーパーセンターシマヤ立山店 豊田悟副店長
「5キロので1200円ほど、10キロで2500円ほど安く新米がスタートしている。去年の新米のイメージからすると『えらい安いですね』と客に手に取ってもらえることが多い」
これに、消費者は…
*消費者
「今だったら買えるかなという値段」
Q去年はどうだった?
*消費者
「何買おうか悩んでいた。その時その時で安いものを」
*消費者
「新米食べたいなと思いながら棚を見ていたけどまだ良いかと思って」
Qコシヒカリの新米が出たら値段を確認する?
*消費者
「買おうかなと思って。少しでも手軽に買えるよう前みたいになれば」
背景にあるのがコメの供給量の増加です。
「令和の米騒動」と呼ばれた全国的なコメ不足から一転、6月末時点の全国のコメの民間在庫量は194万トンと前の年と比べ72万トン多く過去最大となっています。
全国のスーパーでのコメの平均販売価格は、年末年始に記録した5キロ4416円をピークに下落が続き、今月は3191円まで下がりました。
*JA全農とやま 西井秀将県本部長
「私たちが想定する小売価格は3000円台前半から、その価格は生産者と消費者お互い納得できて持続可能な価格になっていくと想定している」
今月19日に発表されたコメの基準価格となる概算金。
農協がコメを集める際に生産者に前払いするお金のことで、県内では需給動向などを踏まえ、全農とやまが決めています。
その価格は60キロあたり、「富富富」が2万800円、「コシヒカリ」は2万円早生品種の「てんたかく」も2万円でともに去年より6000円下回りました。
消費者にとっては嬉しいコメの値下がり。
一方、売り場ではこんな対応も…
Q新米が出ているが古米との価格は僅かな差
*スーパーセンターシマヤ立山店 豊田悟副店長
「少しの差になっている。令和8年度産の方が高くなっているのは新米古米となると古米の方を安くせざるを得ない。その分の企業努力はしている」
「てんたかく」5キロの値段は新米が3219円に対し、去年産は3111円。
仕入れ値は去年産の方が高かったといいますが、新米の価格の方が安い「逆転現象」が起きないよう、去年産の販売価格を引き下げました。
実際、今月中旬までは5キロ約3600円で販売していたといいます。
店では去年、コメの売り上げが例年より2割減っていて、今年は消費者のコメ離れが改善するか注視したいとしています。
*スーパーセンターシマヤ立山店 豊田悟副店長
「このあとコシヒカリや県産米の新米が出てくる。新米の価格を見ながら古米の価格の変化をつけなければいけない。コメ全体の消費が増えるためには新米も令和7年度産のコメも大事なので両にらみでやっていかなければ。新米の時期が良いきっかけにならないかと店としては期待している」
