TSKとJALのコラボ企画です。
取材を担当したのは JALふるさと応援隊の藤田エミさんです。
今回は松江市の海辺の地域を訪ねました。
松江市美保関町の片江地区に7月にオープンした食堂にお邪魔しました。
店を切り盛りするのは、元気いっぱいの70代の三姉妹、人口減少が進む中、食事だけでなく「人が集まる場」を地域に作りたい、そんな思いを込め食堂を開きました。
島根県松江市美保関町片江地区、島根半島にある海沿いの小さな集落です。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
海が目の前で気持ちがいいですね。
かつては漁業で栄え、海とともに暮らしてきたこの集落に7月に1軒の食堂がオープンしました。その名も「わいわい食堂」です。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
こんにちは!
3人:
いらっしゃい!ようこそ!
明るく迎えてくれたのは、おそろいのユニフォームがお似合いの「3姉妹」。
店長は「もっちゃん」こと、末っ子の元美さん72歳!
営業担当は77歳の長女の恵子さん。
そして趣味は魚釣り。次女・敦子さんは74歳。
3人合わせて220歳あまり!
それぞれ個性的な3姉妹です。
調理、配膳、接客と役割は一応決まっていますが、忙しくなると自然に入れ替わりながら切り盛りしています。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
3人とも、すごく息が合ってましたね。
店長:
相手が何をしようしているか見ていれば分かるから、ついでにぱっと器をとっておいてあげるとか。すごく自然よね。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
さすが3姉妹だからこその連係プレーでしょうか。
店長:
そうですかね。
そんな3姉妹が7月開いたのが「わいわい食堂」。
その名のとおり、開店以来、客が絶えず、わいわいとにぎやかです。
食事に来た人:
パワフルですよね。元気がもらえます。
店には地元の人だけでなく、観光客も。
初対面でも、すぐに3姉妹の虜です。
群馬県から:
すてきです。元気でかわいいです。
そんなにぎやかな食堂の一押しのメニューが「片江とんど墨つけめかぶうどん」!
地元に伝わる正月の行事「墨付けとんど」にちなんだ黒々としたうどん。
片江の海でとれるめかぶを麺に練り込みました。
めかぶの粘りでのどごし抜群です。
そして…。
店長:
おまたせしました。気まぐれ定食でーす。
「気まぐれ『愛妻定食』」!
事前予約必要地元の漁師や釣り人が獲った海の幸を主役に、もっちゃんの愛情がたっぷりこもった日替わり定食です。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
こちらのご飯からいただきます!海の香りが感じられます。おいしいです。
食材の多くは近くの海でとれたもの、片江らしさが詰め込まれています。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
この食堂を始めようと思ったきっかけはなんでしょうか。
店長・元美さん:
小さなところですけど少しでも活気づけばっていう気持ちもありましたし。
食堂を開くきっかけになったのが、3人が4年前に始めた青空市。
新鮮な海の幸が手頃な価格で提供し、評判になり始めた頃、親戚から今の店になる住宅?と敷地を譲ってもらえることになり、食堂を始めることにしました。
長女・恵子さん:
普通は店を辞める年齢ですよ、75歳ぐらいで後期高齢者とはいっとられんですけん。
中期高齢者として頑張ろうと、みんなで話して。
次女・敦子さん:
海の力ってすごく強いものがあると思う。片江の海をまた復活させるという意味でもにぎわっていけばいいかなと思った。
そうと決まれば地域の人たちも全面協力!
お店のレイアウトやSNSでのPRなど3姉妹が苦手なところをサポートしました。
もともと片江地区は漁業が盛んな地域。
大正から昭和の初めにかけて動力船による底引き漁業をいち早く取り入れ、活気にあふれたと言います。
しかし、時代とともに若者の漁業離れや高齢化が進むとにぎわいは薄れ、人口はピークだった1930年の2割にも満たない500人ほどにまで減少しています。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
ふるさとを盛り上げたいという気持ちがあったんですね。
店長・元美さん:
閉塞感が漂っていたので、もっとわいわいしたいなーという気持ちがあって。
人が集まる場や機会が少なくなり、活気が失われるのを目の当たりにして食堂には片江を知って、足を運ぶきっかけになればという思いも込めました。
JALふるさとアンバサダー・藤田エミさん:
これからこのお店をどのような場所にしていきたいですか?
店長・元美さん:
観光客の皆さんが前の通りを通られるのに食事をするところを探して歩いているのが現状。そういう人たちに利用してもらえたら。
3姉妹の小さな食堂が小さな海辺の集落に人を呼ぶ。
新たな人のつながりが地域に元気を取り戻すきっかけになるかもしれません。
