20日、日本各地でゲリラ雷雨が発生。

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 撮影された札幌市内の映像では、道路には動かなくなってしまったのか、ドアを開け、車から脱出する人の姿も。

 別の場所では激しい雨によって道路が冠水。水位はタイヤの半分ほどの高さまで上昇し波打っていました。

 日本時間19日には、タイ北部にあるナーン県で豪雨の影響で洪水が発生。

 定点カメラには、川からあふれた水が、約6時間あまりで街を覆う様子が…。

 夜が明けると、ボートで移動する住民の姿が映っていました。

日本だけでなく、世界中で相次いでいる大雨被害。気象学に詳しい、三重大学の立花義裕教授は…。

三重大学 立花義裕教授:
世界中の海面水温がもう観測史上一番に上がってるんですよ。スーパーエルニーニョが起きる可能性が極めて高い。豪雨、干ばつといったものが世界各地で起きると思います。

 これは太平洋、赤道付近の海水温を示した画像データ。赤の色が濃くなるほど平年より海水温が高いことを示しています。

 最も上昇しているのが、赤道周辺。海面水温は、平年より2.7℃高い29.5℃に達しています。

水害ばかりでなく、酷暑や火災…、地球規模で起きている“異常気象”と、その原因とみられている海水面の温度の上昇「エルニーニョ」。この事態はいつまで続くのでしょうか? 

倉田大誠アナウンサー:
待ったなしという状況の中でやはり世界で起きているこの異常気象「エルニーニョ」について、天達気象予報士とお伝えします。

天達武史気象予報士:
「エルニーニョ」は、実は昔からよく起きている自然現象の一つなんで、今になって急に始まったことではないんですよね。ペルーの沖合の海水温が数年に一度、少しこの辺りの風が弱くなることで海面の暖かい空気が逃げづらくなってくる…、これがエルニーニョ現象。これが今起きています。

 MC設楽統:
さっきスーパーついてませんでしたか?スーパーエルニーニョって?

天達気象予報士:
この海水温がだいたい0.5℃くらい半年上がるとエルニーニョって言われてるんですよ。それがスーパーが付くと何℃ぐらい上がるかというと4℃。
これは過去に上がったことはないです。ここだけじゃなくて世界中で海水温が上がってきているので、これはいろんなところに影響が出てきますね。

MC設楽統:
ここは平年に比べて2℃で、そのぐらいでも全然お天気が変わっちゃうんですか?

天達気象予報士:
変わります。もう海の温度って1℃が大体気温にすると5℃から10℃ぐらいの上昇幅なんですよ。それが2℃上がるってことは大変なことで、それがさらに4℃上がるかもしれないっていうので、例えばここで気温が上がると水蒸気がいっぱいありますから、台風のようなものがハワイとかいつも起きないところで発生すると、雲ができた上空で風の流れを変えてしまうんですよね。
そうすると北の偏西風の流れが変わってくるので、気温がかなり変わってくるというところです。

 千秋:
単位っていうか期間はどれぐらいのことなのか?

天達気象予報士:
これ大体半年ぐらい上がるとエルニーニョなんですけど、今年の場合はこの後2℃くらい上がった状態が長く続く可能性があります。

倉田アナ:
これヨーロッパとか少し離れているようにも見えたりするんですか、これでも影響あるんですか?

天達気象予報士:
ありますあります。ヨーロッパも偏西風の流れが変わってくるので、ものすごい暑くなったりとか、場所によっては寒くなったりというのもあります。

 倉田アナ:
そんな中で気象庁が発表しているエルニーニョ現象による海水温の経過と今後の予測というものがあるんです。これはどういうふうに見ればいいんでしょうか

天達気象予報士:
これはエルニーニョの監視海域の気温の上がり方なんですけれども、今出ているのが7月までですね。今年2月あたりが0℃ですねこれが通常。それが今ここまで上がってきているので、もう2℃の上昇をを突破している状況ですね。
今後どうなるかというと、さらに上がってくる可能性がかなり高いということでです。かなり日本への影響っていうのも出てくるんじゃないかって言われてますね。

倉田アナ:
という中でこのエルニーニョ。これだけ見ても確かに変化は分かるんですが、当然海が暖かいと台風も発達する、海水温を養分として台風が大きくなるんですよね? 

天達気象予報士:
そうですね。あと台風の発生地が今年本当にエルニーニョの特徴をよく表していて、日本から離れた場所で起きているんですよね。東の海上が海水が高いので。そうするとどうなるかというと、日本に近づく間に暖かい海を長く通過して移動してきますのでいつもよりも台風の勢力が強くなる発達しやすくなるという特徴があります。

設楽統:
雨多く降らしたり、風が強いとか、もうこれ普通に生活している下水の処理能力を上回っちゃってるわけですよね?

天達気象予報士:
そうですねあまり予想しきれない部分の、例えば今から例えば30年後40年後に来るような雨の降り方がもう今年起きちゃったりしてるんで。

 倉田アナ:
このまま異常気象が暖かくなっていくと2050年にどうなるのかっていう天気予報を想定して作られた映像があります。最大瞬間風速は100mになるとも想定されていて、家屋の屋根が飛んだりあとは鉄塔が倒れる津波のような高潮も来るかもしれないということなんですね。これ天達さん最大瞬間風速100mって、ちょっと想像できないんですけど? 

天達気象予報士:
いやそうです。まだ日本で吹いたことはないです。今までの最高が富士山で91メートルっていうのがあるんですけど、富士山の山頂です。
人が住んでるところだと70mから80mって大きな記録あるんですけど、もし万が一こんな風が吹いたらどうなるかというと、体重100㎏の人が一瞬でいなくなります。壊滅的な大きな被害が建物とかにも出てきます。

エルニーニョと台風18号の関係は?

倉田アナ:
台風18号が発生していますが、エルニーニョとの関係性どうなりそうでしょうか? 

天達気象予報士:
台風18号もエルニーニョ発生海域の割と近いところで日本から離れたところで発生しているんですけど、この後進路を見ていくとだんだん暖かいところを通過していくので、赤い円これが暴風警戒域ですね、だんだん発達していきます。

非常に強い勢力、そして沖縄に接近するのが26日の水曜日あたり、きのうと変わってきたのが最後の2つの円。来週の火曜日と水曜日が円が重なり合ってきてるんですよね。
これは非常に動きが遅くなるということです。スピードが遅くなるということは、向きを変える直前に起きることです。

少しカーブを描いてくる可能性が今出てきています。ここから先の進路が、まだすごくばらつきが大きくなっています。ここはまた最新情報を見ていく必要があります。

設楽統:
沖縄ももちろんですけど九州熊本にも影響出ちゃう感じですかね

天達気象予報士:
そうですね。おそらく風の影響はどちらにしてもあると、これがかなり近いところを通るのか遠くを通るのか、あと2日ぐらいすると進路がなんとなく見えてくると思います。
(「ノンストップ!」8月21日放送より)