20日午後3時すぎ、富山市吉作の住宅街で木造2階建ての住宅が燃える火事がありました。付近住民によると、出火当時は激しい雷が鳴り響いており、落雷が原因とみられています。消火活動は難航し、火が消し止められたのは出火から2時間半後のことでした。
「ドカーン」と激しい雷音 住民が驚き語る

午後3時30分ごろ、富山市吉作で「建物から煙が見える」と近くの住人から消防に通報が入りました。現場は住宅地で道幅が狭く、消防による消火活動は少し離れた場所からホースを引かなければならないなど作業は難航しました。辺りは一時騒然とした状況となりました。
付近住民は火事の直前の様子について―。「雷がゴロゴロといって、そのうち『ドカーン』と聞いたことのない雷が鳴った」
出火の原因は落雷とみられています。
火が消し止められたのは、出火から2時間半後の午後6時3分頃で、燃えたのは空き家とみられ、けが人はいませんでした。
県内で大気不安定 高岡・射水・氷見でレベル3大雨警報
今回の落雷が原因とみられる火災の背景には、この日の富山県内における気象の急変があります。20日は前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や、日中の気温上昇の影響で大気の状態が非常に不安定となりました。昼過ぎから局地的に雷を伴った激しい雨が降り、県内各地で影響が出ました。
県西部を中心に活発な雨雲が停滞し、一時、高岡市と射水市、氷見市にレベル3の大雨警報が発表されました(午後6時半頃に解除)。前線は21日にかけて北陸地方を通過する見込みで、20日夜までに多いところで1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。21日午後6時までの24時間降水量は、多いところで80ミリと予想されています。
土砂災害・河川増水に警戒を
気象台は21日夕方にかけて、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけています。落雷や急激な気象変化はいつ身近な場所で被害をもたらすかわかりません。引き続き最新の気象情報を確認し、安全を優先した行動を心がけてください。
(富山テレビ放送)

