20日午前、栃木・鹿沼市の東武日光線・新鹿沼駅で作業員4人が特急列車「スペーシアX」と接触し、死亡する事故が起きました。
事故が起きたのは午前10時45分ごろ。
当該の「スペーシアX」が急停止する瞬間とみられる映像を見ると、列車が速度を落としながらホームに入ってくる様子が確認できます。
当時、駅では7人の作業員が線路の上などで除草作業を行っていました。
そこに東武日光駅発浅草行きの上りの「スペーシアX2号」が進入。
4人と接触したということです。
4人は病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
列車には、接触した際についたとみられる傷が残されていました。
駅前で客待ちをしていたタクシーの運転手は「お客さんが言うには、ドーンという音がした。パトカーが3台来て、そのうち救急車と消防車が一緒に来た」と話します。
なぜ事故は起きたのでしょうか。
東武鉄道によりますと、除草作業は列車の通らない時間に行っているといいます。
通常は列車が近づくと、見張りの係員が作業員に退避を指示。
退避が終わると列車の運転士に退避完了の手信号を送り、運転士がそれを確認し、警笛を鳴らしたうえで進入することになっていたということです。
この事故の影響で、一時、新栃木駅から下今市駅の間で上下線とも運転を見合わせました。
今回、事故が起きた特急「スペーシアX」。
東京・浅草と、観光地・日光や鬼怒川温泉などを結びます。
電動リクライニングがついたプレミアシートや個室など、6種類の座席があり豪華な列車の旅を楽しめるとして人気です。
今回の事故は、夏休みで日光観光を楽しんでいた人にも影響を与えています。
利用客からは「きのうここに泊まって、日光東照宮に行って1泊して帰るところだった。きょう帰らないと明日仕事があるので」「JRを使って帰ろうと思うが、今どういう状況か分からないので思案中です」という声が聞かれました。
東武日光線は午後3時半ごろ、運転が再開されました。
東武鉄道は午後6時から記者会見を開いて、状況を説明することにしています。
