今月16日富山市で発生した強盗事件は特殊詐欺でだまし取った現金を持ち運ぶ「受け子」が狙われた計画的な犯行と見られていますが、他県でも同じような事件が起きています。
その背景には何があるのか、犯罪に詳しい専門家に聞きました。
*神奈川県警 元捜査一課長 元組織犯罪対策本部長 鳴海達之さん
「受け子が狙われるということは無きにしも非ずだと思う。簡単に言えばお金を手にすることは手間暇がかかり時間もかかる。他のグループの情報をもらって受け子がどこに何時ごろどこに行って、いくらの金額を受け取るかという情報がわかればそこに行って横取りした方が早いわけです」
こう話すのは神奈川県警、元捜査一課長の鳴海達之さんです。
今月16日、富山市芝園町で発生した強盗事件は待ち伏せしていた中国籍の3人組の男がこの日、特殊詐欺でだまし取った現金などを運ぶ「受け子」から現金200万円を奪ったと見られています。
これと同じような事件が今年4月、広島市の路上でも発生していました。
特殊詐欺グループの「受け子」とみられる男が女性から現金1300万円をだまし取った直後、見知らぬ男から「オレンジ色の液体」をかけられ、持っていた現金を奪われました。
特殊詐欺グループの「受け子」が強盗に襲われる事件について、鳴海さんは背景に暴力団が関わっていると話し、今後も似たような事件は起きる可能性はあるとしています。
*神奈川県警 元捜査一課長 元組織犯罪対策本部長 鳴海達之さん
「バックに暴力団がいる以上は上納しないといけないお金を、上納金が作れないとなると今回のような形で他の島を荒らしてでもいいから金をもってこいとなるのかもしれない。(今後)散発的にあるような感じは受ける。富山でこんなことはないだろうと思っているかもしれないが実際に起きている。これからだってある可能性はあるし、富山に限った話ではなくてどこであってもおかしくない」
