気温が上昇するこの時期、爆発を伴う事故が相次いでいます。
注意が必要なものの中には、スプレー缶やリチウムイオン電池、さらに冷凍食品などさまざまなものが指摘されています。
身近に潜む爆発事故のリスク。
どう身を守ればよいのでしょうか。
宮城・東松島市の中学校で19日朝に発生した火事。
燃え上がる炎と黒煙。
映像には、けたたましいサイレンとともに大きな爆発音も記録されていました。
消防に通報があったのは午前6時過ぎ。
周辺の住人は、複数の爆発音を耳にしたといいます。
撮影者:
窓を開けたらパチパチと燃える音がして、1回か2回ポンと爆発音のようなものも聞こえて、延焼してしまうんじゃないかっていう不安はあった。
詳しい原因は調査中ですが、この火事で、校舎に隣接する小屋と軽トラックが全焼しました。
8月に入り、私たちに身近な場所で爆発を伴う事故が相次いでいます。
千葉・市川市では8月1日、マンションの1階部分が爆発する事故が発生。
周辺の建物の窓ガラスを割るほどの爆風が起こるなどし、1人が死亡しました。
近くに住む人:
ドカンという爆発音とともに、寝ていたのが飛び起きるような音と振動があった。
警察はガス漏れが原因だったとみて調べています。
一方、北海道・札幌市で17日に確認された爆発音。
近くに住む人:
飛び上がりました、音で。すごい爆発かと思ってラジオをつけたくらい。
マンションの4階の部屋でエアコンの設置作業を行っていたところ、何らかの原因でベランダの室外機が破裂したとみられています。
爆発が起きたのは学校や住宅だけではありません。
福岡市では16日夜、複数のマンホールのふたが吹き飛ぶ爆発事故が発生。
近くの住宅の屋根が壊れました。
当時、現場の近くでガスバーナーを使い害虫を追いかけていた人物が目撃されていて、何らかの原因で下水道管に漏れ出たガスに引火し爆発したとみられています。
旅行などで移動する機会が増えるこの時期、注意が必要なのがタイヤのバーストです。
6日、新潟・北陸自動車道でカメラが捉えたのは、左前方を走るトラックを追い抜こうした次の瞬間、大きな破裂音とともにタイヤが突然バーストする様子。
飛び散った破片がフロントガラスを直撃しました。
目撃者:
すごい大きな音だったので、怖いというかびっくりした。何も異常を感じなかったので、本当に前触れもなく突然でしたね。
前触れもなく起きるバースト。
夏場は、こうしたトラブルが増加傾向にあります。
2025年8月の茨城・常磐自動車道でも、右側の車線を走っていたバスのタイヤが突然バーストする瞬間をカメラが捉えていました。
同時に車体から煙が巻き上がりました。
JAFが対応にあたったロードサービスのうち、タイヤのパンクやバーストなどが占める割合は、2026年1月が約15%だったのに対し、7月は約24%でした。
7月、東京・台東区のJR上野駅の付近の道路では、トレーラーの荷台部分のタイヤがバーストし炎上。
現場近くの首都高が一時、通行止めになりました。
また、気温が高くなるこの時期、私たちの身の回りにも爆発の危険が潜んでいます。
2025年8月、北海道・札幌市中央区で撮影されたのは、大きな爆発音とともに辺りに降り注ぐ無数の破片。
ガスを噴射しながらコロコロ転がるスプレー缶のようなものが確認できます。
現場から2本のスプレー缶が見つかっていて、何らかの理由でガスに引火し爆発したとみられます。
一方、8月5日に福岡・久留米市のコンビニで起きたのは、掃除機のバッテリーからの出火です。
警察や消防によりますと、午前7時ごろ、コンビニの従業員から「事務所内で爆発音がした」と通報がありました。
たまたま現場に居合わせた消防署員が火を消し止め、客や従業員にけが人はいませんでした。
中でも、リチウムイオン電池を搭載した製品の事故は夏場に多くなる傾向があります。
2025年9月、東京・杉並区では、モバイルバッテリーが原因とみられる火事が発生。
5階建てマンションの2階の一室から赤い炎が激しく噴き出しました。
女性は「モバイルバッテリーをスマホにつないで寝ていたところ、“ボンッ”という音がして、見たらバッテリーから火が出ていた」と話しているということです。
街で話を聞くと、夏の時期に危険を感じたことがあるという人が。
19歳:
去年の夏ごろに火花が散っているところを見て捨てました、そのモバイルバッテリーは。(Q.何年使っていたもの)4~5年は使っていたと思います。本当に火花が散るんだなと怖かったです。
NITE(製品評価技術基盤機構)によりますと、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を搭載した製品の事故発生件数は、月別で8月が一番多く、気温が上昇する時期に多くなる傾向があるといいます。
NITEは、高温の環境ではリチウムイオン電池に加え、スプレー缶やライターなども発熱や破裂、発火する恐れがあるとし、夏の時期は高温に注意し、直射日光の当たる場所や暑い日の自動車内などの放置はしないでくださいと注意を呼びかけています。
