高知県須崎市に中四国最大級のスケートボード施設『サクラバンダ』が完成した。約2,600平方メートルの敷地に約80のセクションを備えている。
オープン初日には、パリオリンピックのスケートボード女子ストリート金メダリスト、吉沢恋(よしざわ・ここ)選手(16)が駆けつけ、華麗な技を披露した。
高校生らの署名運動が結実
『サクラバンダ』は、2021年、地元の高校生を中心とした「須崎市にスケートボードパークをつくる会」が300人以上の署名を市へ提出したことがきっかけとなり、建設が決まった施設だ。
愛称の「サクラバンダ」は、須崎市の桜の名所として知られる桜川と、四国百名山の蟠蛇森(ばんだがもり)に由来している。
滑走面積は約2,600平方メートルに及び、すり鉢状のボウルや、両端がせり上がったU字型のランプなど多様なコースが整えられている。
約80のセクションが整えられた広大な施設
技を繰り出すための構造物であるセクションは約80設置され、中四国地方で最大規模という。
愛媛県から訪れた小学5年生は「いっぱい愛媛にはないセクションがあるのでめっちゃ楽しい」と声を弾ませた。
吉沢恋選手が圧巻の技を披露
オープン初日の8月16日には、パリオリンピックのスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋選手が駆けつけた。
吉沢選手は集まった子どもたちに「スケボーをやっているの?頑張ってね」と声をかけた。さらに、ボード上で滑走面を回転させるなどの華麗な技を披露し、訪れた人を魅了した。
吉沢選手の技を目にした高知市の小学6年生は「かっこいいと思った。自宅の近くに素晴らしい場所ができてうれしい。将来はプロスケーターになりたい」と夢を語った。
吉沢選手は「これだけ大きいパークだと練習しがいもあると思うので、ここからもっとうまい人たちが出てきてもおかしくない」と期待を寄せる。
須崎名物「鍋焼きラーメン」も堪能
吉沢選手は前日に味わったという須崎名物の“鍋焼きラーメン”についても「食べたことがありそうでなかった味。味が濃い食べ物が好きなので、帰宅前にもう一度味わいたい」と絶賛した。
「サクラバンダ」の利用時間は午前9時から午後9時まで。須崎市は今後、大規模な大会の誘致や地域経済の活性化へつなげていく方針だ。

