お盆休み最終日の16日、千葉県の各地では、多くの人が豪雨の後片付けに追われていた。災害で住宅が被害を受けた時に、頼みの綱になるのが保険。今入っている保険で損害をカバーできるのか、詳しく解説する。
“危険度”5段階で1~2だった千葉市内
多くの住宅に被害が出たが、こうした時のための備えとしてあるのが保険だ。住宅のための保険といえば、火災保険と地震保険があるが、今回のような水害は、どこで補償されるのか。

安宅晃樹キャスター:
フジテレビの智田裕一解説副委員長によりますと、住宅にかかる保険は、火災保険と地震保険がありますが、今回のような水害の際の対象となる「水災補償」というのは火災保険にひも付いていて、ご自身の考え、人生プラン、住んでる場所によって、つけたり外したりできるというものなんです。
山﨑夕貴キャスター:
単体ではないんですか、水災補償っていうのは。

安宅晃樹キャスター:
はい。水災補償の加入率で言いますと、今回、被害の大きかった千葉県では58.1%。全国平均で見ても、約60%(61.8%)で、加入率はここ10年で低下しているそうなんです。
なぜなのか。その背景として、近年の水害の増加による保険料の増加があるということなんです。
損保関係者によりますと、仮にこの水災補償を外すと、家の築年数や構造にもよるんですが、だいたい2割以上、保険料が下がるケースが多いということなんです。
また。この保険料ですが、市区町村別の危険度に応じて5段階で算出されるものでして、今回被害が多かった千葉市内は5段階の中で1から2というところで、比較的危険度は低いということだったんです。
三宅正治キャスター:
そうなると、じゃあ外して保険料安くしようかって考える人が多いんじゃないかな。
賃貸契約の場合は要確認
安宅晃樹キャスター:
そうなってしまいますよね。こんなデータがあるんです。民間気象会社のウェザーニュースによると、まず水色が浸水の想定区域です。点在しています。
実際に冠水報告があったところが黄色になるんですが、この辺り、水色と黄色が重なっている部分もある一方で、2人に1人が浸水想定区域外で被災しているというデータもありました。まさに想定を超えた災害だったということなんです。

遠藤玲子キャスター:
今回、もしかしたら水災補償を外していた方も多いかもしれないと思うと…。あと、賃貸の場合は、家自体は大家さんが保険に入ることになっていると?

安宅晃樹キャスター:
賃貸契約の場合ですと、賃貸契約で加入する火災保険では、自分の持ち物を守る家財保険などは含まれている一方で、今回の千葉のケースのような浸水による補償というのは別になっているケースもあるということです。別途、水災補償をつける必要があるものもありますので、ご自身の保険を改めてご確認いただきたいと思います。
被災したら片付け前に写真撮影を
保険金の支払いについても、ぜひ覚えておいてほしいものがある。

安宅晃樹キャスター:
大手損保の多くが、支払いの条件として、例えば床上浸水があったか、地盤面から45センチを超える浸水、また、建物や家財全体の価格の30%以上の損害があった場合に補償が受けられる、このような条件がありますので、あらかじめ条件を確認しておく必要があります。
そしてもう1つ重要なことが、片付ける前に浸水の跡など、被害の様子を写真で撮っておくこと。それによって補償をスムーズに受けられるということです。なかなかこの大変な中で忘れてしまうと思うんですけども。
石渡花菜キャスター:
被害を受けた時は復旧作業に取り掛かるので精一杯になると思うので、頭の片隅に置いておこうと思いました。
安宅晃樹キャスター:
はい。そして保険会社によっては、例えば修理後の写真ですとか、修繕にかかった費用の請求書でも補償を受けられるということです。ぜひこの機会に、ご自身のハザードマップを確認するのもそうですし、保険の加入状況なども、改めて確認してください。
(「イット!」8月17日放送より)

