一般公開を再開した熊本城。
お盆休みでにぎわいを見せる一方で、かき入れ時の観光業には深刻な影響も出ています。
熊本を代表する観光地、熊本城。
7月の地震の影響で臨時休園していましたが、13日に一般公開を再開しました。
多くの観光客の姿が見られた一方で、観光業はもうひとつの被害と向き合っていました。
熊本城のふもとにある、お茶や土産品などを販売する「お茶の泉園」。
例年ならかき入れ時となるお盆期間ですが、厳しい状況が続いています。
お茶の泉園 熊本城店・谷口哲也店長:
お客さんは普通の2割、下手したら1割。そんな状況が1週間くらい続いた。めちゃくちゃ赤字だったけど、来てくれているお客さんのためには開けておかないといけないので。
熊本城の再開で客の数は増えたものの、例年の半分程度だといいます。
苦しい状況は飲食店でも続いています。
熊本名物の馬肉などを提供している「阿蘇庭 山見茶屋」では、客足は例年の1割から2割程度まで落ち込んでいます。
阿蘇庭 山見茶屋 熊本城彩苑店・堀健太郎店長:
熊本市内の被害はそんなにない。ただ、そこからお客さんが全く来なくなって。
影響は、これから本格化する秋の行楽シーズンにも。
団体客の予約は9月、10月分までキャンセルが相次いでいます。
阿蘇庭 山見茶屋 熊本城彩苑店・堀健太郎店長:
(Q. キャンセルは何件あった?)ちょっと数えたくないので数えていない。悲しいけど、やっぱり地震は怖いのでしょうがない。
客足が遠のき、観光地の経済は大きな打撃を受けています。
一方、熊本を訪れた人たちからは「地震の後、復旧が思った以上に早かったのもあって、だったら熊本でぜひ観光して、熊本の様子を見ておきたいと思った」「今行けるところは行って楽しんで、自粛も大事かもしれないけど、楽しんで盛り上げるのは大事なのかと思う」「熊本産の物を色々買って、少しでも景気づけになればいいと思う」といった声が聞かれました。
地震の影響が残る中、多くの人に熊本を訪れてもらうことが、何よりの支えだと話します。
お茶の泉園 熊本城店・谷口哲也店長:
とにかく足を運んでもらい、少しでも支援してくれるのが一番ありがたい。
阿蘇庭 山見茶屋 熊本城彩苑店・堀健太郎店長:
熊本市街とかも(経済が)回ってない感じなので、僕たちとしては熊本がにぎわうことが一番の願い。
