「変化」を把握することが大切!
猫さんは、具合が悪くても我慢してしまう動物です。そのため、「水を飲む量が少し減った」「最近よく水を飲むようになった」といった小さな変化が、病気に気付く大切なきっかけになることがあります。だからこそ、「うちの子は普段どれくらい水を飲むのか」を知っておくことは、体重や食欲を把握するのと同じくらい重要です。飲水量を毎日きっちり測る必要はありませんが、定期的に確認する習慣をつけておくと、「いつもと違う」に気付きやすくなります。
水飲み場を増やしたり、器の素材や置き場所を変えたり、ウェットフードを取り入れたりと、飲水量を増やす工夫はたくさんあります。しかし、それらの工夫が本当に効果を発揮しているかどうかは、実際の飲水量を確認して初めて分かります。
水は、猫さんにとって最も身近で、最も大切な「栄養素」です。毎日の飲水を少しだけ意識することが、腎臓病や尿路疾患の予防、そして愛猫との健やかな時間につながります。この記事を参考に、猫さんの日々の飲水に意識を向けてみてくださいね。
今日もまた、猫の心に寄り添えた気がします。
岩崎永治(いわざき・えいじ)
博士(獣医学)。専門は猫の栄養学。一般社団法人日本ペット栄養学会代議員。麻布大学獣医学部寄付講座ペットケア&ニュートリション研究室特任准教授。

