たとえば、「今日はここまでで仕事を終える」を実践するときには、
(1)終える時刻をあらかじめ決めておく
(2)「続きは明日」をしくみにする
(3)例外ルールを決めておく
の設定の3ステップがおすすめです。
「今日のタスクが全部終わるまで」と考えると仕事は無限に続いていくので、朝の時点で、終了時刻を決めてカレンダーに入れておきます。
終了時刻が近づいてきたら、未完了のものは未完了のまま書き出して、続きメモ(どこまでやったか、次に何をするか)を残しておきます。そうすることで、未完了のタスクがいつまでも頭に残り続けることを防ぐことができますし、翌日もスムーズに着手できます。
時間を延長することは「例外中の例外」と位置づけ、そのルール(緊急の障害対応、明日締め切りでリスクが高い、など)を決めておいて、それ以外は「今日はこの時間まで」を優先します。
あらかじめルールを決めておくことで、「あともう少しだけ」といった自分との交渉をなくすことができます。
関屋裕希(せきや・ゆき)
東京大学大学院医学系研究科デジタルメンタルヘルス講座 特任研究員。博士(心理学)・臨床心理士・公認心理師。

