夏の甲子園に初めて挑んだ福島代表・東日本国際大附属昌平が、8月8日(土)に行われた白樺学園との接戦を制し、甲子園で初勝利を挙げた。地元いわき市から1500人以上が駆け付け、チームスローガン「ひまわり」を身に着けた応援団が選手を後押しした。

■応援団の後押しと先制点
保護者や、ベンチ入りメンバーではない部員たちも最前列で声を張り上げた。横山大河さんは「このハチマキで自分たちも輝ける。勝利に捧げたい」と語った。“ひまわり”が示すように、選手も保護者も、メンバー外の部員も同じ方向を向き、一体感がベンチにも広がっていた。

昌平は1回表、5番・入口のゴロの間に先制し、甲子園で初得点を記録。その後は互いに得点を許さない投手戦となり、緊張感のある展開が続いた。

■ビデオ検証が覆り、入ケ町が勝ち越し
1対1で迎えた9回表、牽制で二塁走者がアウトと判定されたが、今大会から導入されたビデオ検証の結果、判定はセーフに変更された。甲子園全体がざわめく大きな場面となり、流れが昌平へ傾いた。

試合再開後、2番・入ケ町隼仁が勝ち越しのタイムリー。「気持ちをリセットして打席に入れた」と振り返った。いわき市で試合を見守っていた人々も歓声を上げ、喜びのあまり踊り出す姿も見られた。

■照沼の力投と初の校歌
エース・照沼佑崇は140球を超える気迫の投球で白樺学園を抑え、試合終了。昌平は甲子園で初めて校歌を響かせた。スタンドの選手や保護者が涙ぐむ姿もあり、節目の勝利となった。

照沼は「調子が上がらない中でも全力で投げ切れた」と語った。

■次戦へ向けた課題
試合から2日後の10日、チームは兵庫県西宮市で実戦形式の練習を行った。江井監督は「攻撃は相手投手との間やリズムが課題」と振り返り、照沼も「変化球のキレはまだまだ」と反省点を挙げた。初戦の勢いを保ちながら、次戦に向けて修正を進めている。

次戦は強力打線の青森山田。得意の変化球をどこまで活かせるかが鍵となりそうだ。
2回戦は8月13日(木)に予定されている。

福島テレビ
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