「8月20日過ぎには満開で、ずっとヒマワリが見渡せる」

こう話すのは郡山湖南まつり実行委員会の村松千尋さん。しかし、福島県郡山市の布引高原にはヒマワリは見当たらない。広い高原に残されていたのは、食べられた跡と新しい糞。犯人は…野生のシカだ。

7月11日午前4時、防犯カメラには6頭のシカが苗を食べながら歩き回る様子が映っていた。

標高約1,000mの布引高原は、約150万本のヒマワリと風車が織りなす景色が魅力の観光スポットだが、今年はこのありさま。
8月下旬に予定されていたイベント「郡山布引風の高原まつり」も中止が決定した。

郡山湖南まつり実行委員会の村松千尋さんは「これほど全面的な食害は初めて。残念というしかない。このような状態ではイベントをやってもしょうがない」と話す。

シカの被害を受けたのはヒマワリだけではない。
冷涼な気候でみずみずしく育つ特産のダイコンも、育った葉をシカに食べられる被害にあった。
そのせいで10日ほど生育が遅れているものもあり、電気柵などで対策を行うものの、2週間後の収穫まで油断はできない。
生産者の小山幸栄さんは「食われたことによって、そもそも真っすぐな大根がとれるか心配もある。それは抜いてみないと分からない」と語る。

夏の風物詩を脅かすシカ…布引高原を管理する組合は、今後の対策を検討するとしている。

福島テレビ
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