お盆休みに入り、列島各地の観光地はにぎわいを見せています。

そうしたなか心配されるのが、異例のコースで列島に接近している台風15号です。

11日、東北から関東に上陸する恐れが高まっています。

列島に台風が迫る中、高知市の夏を盛り上げる「よさこい祭り」の本番が10日に開幕しました。

市内10カ所の競技場、6カ所の演舞場で約200チーム総勢1万8000人ほどの踊り子が踊り、鳴子を鳴らしながら前進すること、曲のどこかによさこい鳴子踊りのフレーズを入れることがルールです。

街はまさに土佐のカーニバルといった熱気に包まれました。

一方、お盆休みの帰省ラッシュが10日から本格化しています。

静岡市内で見られたのは、浮輪を持った人たちの列です。
市内のプールも大混雑。
浮輪でぷかぷか浮いたり寝そべったりと、お盆休みを満喫。

岩手・矢巾町にある「煙山ひまわりパーク」で、咲き誇るヒマワリを背景に記念撮影する親子。
抱き上げた子どもの高さまでヒマワリが育っています。

また、東京都内では近場でお得なスポットがお盆休みに人気となっていました。

駐車場を降りた人たちが続々と向かっていたのは、ガラスドームが特徴的な「葛西臨海水族園」です。

訪れた理由について聞くと「子どもはタダなんで、大人僕だけ700円。これで1日いられるからすごくリーズナブルで助かってます」「私たちシニアなので半額です。あとはタダです」との声が聞かれました。

一般は700円ですが、小学生以下と都内在住、または在学の中学生は無料ということもあり、多くの家族連れでにぎわっていました。

ペンギンエリアでは、世界一小さいペンギンが小魚をパクパクと食べる様子に子どもたちが夢中になっていました。

連日の暑さの中で、冷房の効いた室内の展示エリアも人気を集めていました。

巨大な水槽では、マグロが悠々と泳ぐ姿が来園者の目を引いていました。

11日までは開園時間を午後8時まで延長する夏のイベント「水族園で夕涼み」が行われます。

飼育や展示に携わるスタッフが日替わりで解説する夕涼みトークなど、イベントがめじろ押しです。

一方で、列島に接近中の台風15号は11日にも関東に上陸する恐れが出ていて、都心も大雨に警戒が必要です。

台風から湿った暖かい空気が流れ込み、この週末は各地でゲリラ雷雨が発生。

9日夜は東京・八王子市で激しい雨が降りました。

また、長野・安曇野市の穂高では、8日午後8時前までの1時間に55mmの雨を観測。
土砂崩れなどによって大きな被害が出ました。

緑が生い茂る山の中に深くえぐられた茶色い山肌が姿を見せています。

8日午後8時過ぎ、長野・安曇野市の黒川橋が「土砂崩れで通れない」と通りかかった人が警察に通報しました。

県によりますと、長さ2kmの土石流が発生したということで、山小屋を含む3軒の宿泊施設で約390人が一時孤立状態となりました。

橋が流されたとみられる現場ではコンクリートの堤防が剥がれ、土砂の間を水が流れていました。

現場は北アルプスの主な登山口の1つ、中房温泉と安曇野市内を結ぶ唯一の道です。

橋が流された場所へ向かう道では、通行止めのゲートが閉められました。
通行止めを知って引き返す車が目につきました。

お盆休み中とあって、孤立したエリアにある旅館などに宿泊を予定していた人たちが対応に追われていました。

土石流で崩落した黒川橋とみられる場所を見てみると、奥にガードレールが設置された橋が確認できます。

その場所が大きく崩落したことが見て取れます。

下山してきた登山者に当時の状況を聞くと「土砂…バケツひっくり返したみたいな。私たちテント泊だったので、テント張ってる6時くらいはまだそんなに降ってなかった。そのあと夜通し降って寝られないくらい。すごい日に来ちゃったなって」と話してくれました。

9日、県は仮設の橋を設置し、歩いて通行することができるようになりました。

県によりますと、山小屋などに残っていた登山者は、作業員を除いて夕方までに全員下山したということです。

また、周辺の温泉施設にも影響が出ています。

土石流の発生で源泉を引いていた管が破損し、供給がストップしました。

常念坊 従業員・栗山勝子さん:
一番今いいときなのでお盆中は満室。お客さまに電話対応したら大丈夫だと。温泉止まっててもお風呂入れれば大丈夫と言ってくださってるので一安心。

県と市は11日の台風15号の接近や復旧工事のため、10日午後5時以降は仮の橋を通行止めとしています。

午前10時ごろの茨城県の大洗海岸では、海には白波が立ち岩礁エリアに打ち付け大きな水しぶきが上がっています。

11日にも台風15号が関東を直撃する可能性が高まっています。

更に11日、福島と茨城に上陸する恐れがあり、上陸すれば観測史上初めてとなります。

予想される1時間当たりの降水量は、東北と関東の太平洋側で多いところで40mmと激しい雨になりそうです。

大雨による土砂災害に厳重に警戒してください。