高市総理が9日の平和祈念式典のあいさつで、「非核三原則を堅持している」と現状説明にとどまったことに、被爆者などからは懸念の声が上がっています。
高市総理は式典後、総理として初めて原爆資料館を見学しました。
鈴木市長と井上館長の説明を受けながら、午前11時2分で止まった柱時計や原爆による被害を説明する写真パネルなどを見て回りました。
このあと、市内のホテルで被爆者4団体や被爆体験者の代表と面会しました。
被爆者側は要望書を手渡し、援護の充実や非核三原則の法制化などを求めました。
高市早苗総理
「我が国は非核三原則を堅持している。核兵器のない世界に向けた現実的かつ実践的な取り組みを積み重ねてまいります」
一方、被爆体験者については3団体の代表に発言の機会はありませんでしたが、終了後、高市総理が歩み寄る場面が見られました。
高市総理と岩永千代子さん(第二次全国被爆体験者協議会会長)
「(「黒い雨」訴訟の原告)広島の84名の方々と同じようによろしくお願いします」
岩永千代子さん
「無駄にはしないと思う、総理大臣だから」「私たちは被爆者じゃないのか」
県平和運動センター被爆者連絡協議会 川副忠子議長
「(非核三原則の)『持ち込ませず』を変えたいっていうのは、彼女の今までの発言の中にありますよね」「堅持し続けていきますよ、じゃないわけですよ」
高市総理はこの後の会見で、核兵器禁止条約について、安全保障と核軍縮の観点から検討したい、と述べました。
