夏休みに入り小学生や中学生のなかには宿題に自由研究があるという子もいるのではないでしょうか。
こんなデータがあります。
Rakutenブックスの今年の調査によりますと、自由研究で参考にした情報源に関して半分以上がインターネット検索、そして書籍などが続いたあと、AIもわずかに入っているんですね。
私たちの身近になった「インターネット」や「AI」。
これを使えば自由研究の悩み解決に近づきそうですが、そんな今だからこそ実体験を通じた学びを重視したイベントが県内で開かれました。
富山市総曲輪の地場もん屋総本店で先月、小学生に向けた自由研究のイベントが開かれました。
*ハミングバード 時女宗久オーナー
「チョコレートってなんとなくカカオ豆からできていることはみんな知っていると思う」
地場もん屋で開かれた自由研究のイベントのテーマは「チョコレート」。
この日は富山の食材を使ってカカオ豆からチョコレートをつくります。
これは富山市の地場もん屋とチョコレート店ハミングバードが実体験を通じて子どもたちに食材について知ってもらおうと今年初めて共同で開催し、小学生7人とその親が参加しました。
チョコレートについて調べていく前に、まずは原料であるカカオの味見です。
*参加者(子ども)
「酸っぱいな」
*参加者(親)
「癖になる味」
初めて食べたカカオの味に驚きの表情を浮かべる児童も。
*カカオの粉末を嗅ぐ児童
「せーの」「おおー」
カカオを粉末にしていきます。
すり鉢とすりこぎを使ってミキサーにかけたカカオの粉末をさらに細かくしていきます。
*混ぜて疲れた子供
「あー・・・」
チョコレート作りの大変さを感じる子どもたち。
作業を進めると徐々にみんなの知るチョコレートに近づいてきました。
それを型に流し込んで乾燥させたトマトやオクラをトッピングし、固めたら完成です。
*参加者(子ども)
「おいしい」
*参加者(子ども)
「うまい。こんなに大変なのは初めて」
*参加者(親)
「こういう体験はすごく必要。もっと増えていったらいい」
*地場もんや総本店 松井遼子店長
「AIに聞いて画面越しで情報を得るのとは違って実際に香りをかいだり味わったり、触ったり音を聞いたりすることによってAIだけでは得られない体験で深く思い出に残ってほしい」
自由研究とのかかわりで疑問視されることもあるAIですが、通信教育などの事業を行うベネッセでは、子どもたちの考えを磨く手段としてAIを使って自由研究のテーマやまとめ方などのヒントを出すツールを提供しています。
*ベネッセコーポレーション小学生事業本部 水上宙士本部長
「考える力がそこなわれないように使ってもらえるツールを提供している。AIの活用は弊社が提供しているツールも含めて増えてきていると捉えている」
ベネッセの担当者は自由研究を通じて「探求していくプロセス」こそが子どもにとって大切な経験だとしています。
*ベネッセコーポレーション小学生事業本部 水上宙士本部長
「テーマを決めるのは大切ではあるが、自分の考えをまとめるとか、結論に進んでいくプロセスを自分で構築していくのが1番大切」
何を研究するかだけではなく自分でどれだけ考えて取り組んでいくか。
AIやインターネットを上手く使い、いろんな体験を通じて考える力を育むことが大切です。
