富山市特産の呉羽梨、「幸水」の出荷が7日から始まりました。

連日の暑さは今のところ梨づくりにはよいとのことですが、ある動物に悩まされている農家もいます。

富山市吉作の選果場には100軒の農家から今朝収穫された「幸水」、およそ10トンが運び込まれました。

選果場ではナシの色付きや傷などをひとつひとつ手作業で確認し、そのあと光センサーで糖度を測って大きさごとに仕分けられました。

今年は去年に比べ病気が少なく、日照時間も十分あった事から、平年より一回り大きく甘さも13度と十分なおいしさだということです。

*なのはな農業協同組合呉羽梨選果場 土田浩喜場長
「大きさが去年よりも一回り大きくなっている、大きいものを食べれるかなと。いい品物になっている」

今日出荷された「幸水」は去年よりおよそ200トン多いおよそ1050トンの出荷を見込んでいます順次県内のスーパーの店頭にならびます。

一方、今年はある動物の被害に悩まされている梨農家がいます。

被害が出てた現場を訪れてみると…

*リポート
「カラスが何か突いているように見えます。食べているような感じも見受けられます」

カメラが捉えたのは収穫目前のナシをカラスが食い荒らす様子でした。

富山市呉羽地区。梨園の代表を務める二股久央さんです。

被害にあったのはナシの新品種「香麗」。

収穫期が7月末から8月上旬と、幸水より早く、糖度が高いのが特徴です。

*二股梨園 二股久央代表
「毎年カラスの被害があり、この品種を初めて作る。ここは特に今年被害にあった」

被害に気付いたのは先月中頃。多い時で40羽ほどのカラスがナシ園に集まっていました。

実を口ばしでつつかれたり、爪で傷をつけられたりした香麗は全体のおよそ3割に上り、ほかの品種と比べ、被害が多いと言います。

なぜ新品種・香麗に被害が集中したのか関係者は「香麗は他の品種より色づきが早いため狙われたのでは」と話します。

*なのはな農業共同組合呉羽梨選果場 土田浩喜場長
「香麗が先に色がつく。色がついたのを見てカラスがくる。そのときまだ幸水は青く、色がついたのを見てカラスがくる。目立つ色ではないため香麗の方に先に来るのではないか」

カラスの深刻な被害。二股さんが期待を寄せるものがあります。

カラスの鳴き声を発生させることで、ほかのカラスの接近を防ぐその名も「トリサッタ」。

生産組合から被害防止に配られました。

このほかカラスの侵入を防ぐため厳重なネットやワイヤーなども設置する予定です。

*二股梨園 二股久央代表
「対策を行うことは大変だが、皆さんに届けられるように対策はもっとしたい。美味しいナシを皆さんに届けられるように頑張って作業しているのでまた食べていただけたら」

富山テレビ
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