「山の日」を前に、夏山登山で各地の山がにぎわう一方、登山者の遭難も相次いでいます。

7日正午ごろ、山梨・富士吉田市の富士山5合目では、ツアー客や個人客も含めて多くの登山客の姿がみられました。

山頂を目指し次々と登っていく登山者。

その装備の大切さを強く印象づける事故の映像があります。

救助隊:
ケガはどうですか?どこが痛い?

遭難者:
足と…背中です。

長野県警山岳遭難救助隊がSNSで公開した動画では、北アルプス・前穂高岳で登山中に滑落し、頭を何度も岩に打ち付けたという遭難者が岩場に座り込み動けなくなっている様子が映っていました。

遭難者がかぶっていたヘルメットには大きな亀裂が入っていて、動画の中で救助隊が「頭もここね、だいぶへこんでますからね。ヘルメットかぶってなかったら頭打って大変なことになってた」と話す場面もありました。

さらに、北アルプスの白馬岳では、1回の登山で2度遭難する事態も起きています。

7月2日、68歳の男性が下山中に動けなくなり救助されましたが、男性はその2日前にも登山中に遭難して救助されたばかりでした。

そして8月6日、富士山では「同行者が疲れて転んで歩けない」と通報がありました。

70代の男性が友人と2人で下山中に転倒し手や足を負傷。
男性には、さらに熱中症とみられる症状もあり、救助隊に背負われ5合目まで下山しました。

7日の富士山は雨が降ったりやんだりの不安定な空模様。

下山してきた人は「下りで雨にあって、体が冷えて体力的に消耗した」「岩場で滑ってゴンと打つパターンもあるかなと思う。きょうも実際に(転んで)流血した方もいたので」などと話していました。

夏山登山を安全に楽しむためには、十分な装備と準備が不可欠です。