今回の熊本地震で、被災した氷川町の自宅の前で男性がピースサインをする姿が、インターネット上に出回っています。これはメディアの取材を受けた際に掲載された写真をAIで加工したもので、男性は怒りをあらわにしています。
「惨状知って」顔出し取材受けるも…
「憤りもすごいですよ」

こう憤るのは、震度7の揺れを観測した氷川町に住む正良さんです。

地震が発生した時は母親と買い物をしている途中で、戻ってみると、自宅は倒壊。弟はその下敷きになったものの、地域の人たちなどから救助され、一命を取り留めました。

「この惨状を全国に知ってほしい」との思いから、正良さんは顔も名前も出してテレビや新聞の取材を受けました。
「地域の人を侮辱されている気が…」
しかしその後、正良さんが目にしたのは、倒壊した自宅の前でピースサインをして笑っている自分の姿。

新聞に載った正良さんの写真を、悪意を持って加工した画像が、インターネット上に拡散されていたのです。

正良さん:
私一人じゃなくて地域の人を皆、侮辱されているような気がして腹立たしい。

この画像のせいで、正良さんは、いわれのない誹謗中傷を受けました。

正良さん:
私が思っていないことを書かれているから、非常に残念。このような行為は絶対してほしくない。面白半分でやっているなら、二度としないでほしい。

正良さんはこれ以上、地域が侮辱されないよう、先週、警察に被害を相談しました。
被災した人の心をさらに苦しめるこの行為。警察は名誉毀損の疑いも視野に捜査中ということです。

