夏に大量発生する厄介者対策に強力な助っ人です。
宍道湖に繁茂する水草の刈り取りや回収を行う藻刈船が宍道湖漁協に導入され、8月6日、関係者にお披露目されました。
ブルドーザーのような見た目のマシン!
水草の回収・除去作業を行う藻刈船、その名も「ペンギン丸」です。
宍道湖の環境保全に取り組むホシザキグリーン財団が約8000万円で購入、宍道湖漁協に寄贈しました。
6日、平田宍道湖漁港近くで進水式があり、漁業関係者など約100人が参加し、安全祈願の神事が行われました。
そして、クレーンで吊り上げられたペンギン丸。
丸山知事が試乗し、移動速度や水面での操縦性などを確かめました。
島根県・丸山知事:
その場でくるっといきますね。機動性が高いと思います。
杉谷紡生記者:
こうした藻刈船の導入の背景には、水草の繁茂による生態系への影響があります。
宍道湖で約15年前から問題となっている水草の大量繁殖。
特に生長著しい夏場には水草が船のスクリューに絡まり、漁船の航行を妨げるほか、シジミの生息環境を悪化させるとして漁業にも影響を及ぼしています。
その対策として、宍道湖漁協ではこれまで漁の休みの日を利用してシジミ漁師が手作業で水草刈りをしていました。
ただ、シジミを取る道具、鋤簾ですくいあげる作業は手間がかかり作業効率が悪いのが課題でした。
そこで導入されたペンギン丸!
船の前方に付いた刃で生い茂る水草を細かく断ち切りながら回収。
これまでシジミ漁師が100人がかりで4時間かけて除去していた水草の量を、ペンギン丸なら同じ時間で処理できます。
必要なのは運転手1人だけ、まさに“百人力”の救世主です。
宍道湖漁協・渡部和夫組合長:
いままで死んでいたシジミも助かりますので、シジミも喜ぶと思います。
これをフルに活用して環境保全に一役も二役も買うと期待しているところです。
宍道湖漁協は、水草の繁殖状況を確認しながらほぼ毎日、ペンギン丸で稼働させる計画です。
