熊本地震の影響で全線運休が続いていた肥薩おれんじ鉄道が、8月5日の始発から川内駅〜水俣駅間で運転を再開した。「走ってくれないと困る」と待ち望んでいた通勤・通学客が再び列車に乗り込む姿が戻ってきた。
約1週間ぶりの再開、川内駅に乗客が戻る
5日朝、川内駅に到着する列車には、通勤や通学などで利用する乗客の姿が見られた。運休期間中は親の送迎などで対応していた利用者も多く、再開を心待ちにしていた声が聞かれた。

「(運休中は)親の送迎だったので安心した。やはり、便利だと実感した」「いつ再開するかと気になっていた。走ってくれないと困る部分なので、すごくうれしい」
地域の日常的な移動手段として欠かせない路線だけに、約1週間ぶりの運転再開は沿線住民にとって大きな安堵となった。

水俣〜八代間はバス代替輸送を準備中
一方、水俣駅から八代駅の区間については、現時点で復旧の見通しが立っていない。同社は8月10日をめどにバスによる代替輸送の準備を進めているという。

九州新幹線も一部区間で運行再開へ
肥薩おれんじ鉄道の復旧と並行し、九州新幹線にも動きがある。熊本地震の影響で運転を見合わせていた鹿児島中央駅〜新水俣駅の区間について、JRは8月7日に通常より本数を減らした形での運行再開を発表した。ただし、熊本駅〜新水俣駅の間については8月中の再開は困難と見込まれており、引き続き不便な状況が続く見通しだ。

