熊本市で観測史上初めて最高気温が40度を超える「酷暑日」となるなど、熊本地震の被災地を暑さが襲っています。
熊本県によると、震度7を観測した熊本県氷川町では、車中泊をしていた70代の女性が熱中症の疑いで死亡したということです。
■40.3度 熊本市で観測史上最高の気温 初の「酷暑日」に
【記者リポート】「午後2時を過ぎて熊本市は40度を超えました。この暑さのためか給水所には人の姿がありません」
熊本市内ではきょう=8月3日、午後2時24分に最高気温・40.3度を記録し、観測史上初めて「酷暑日」となりました。
【避難してきた人】「地震でエアコン(が止まって)と水がまだ出ない。(避難したのは)熱中症になるから」
■熱中症疑いで車中泊中の被災者が死亡
被災地を苦しめている猛暑。熊本県は今回の地震で震度7の揺れを観測した、氷川町で車中泊をしていた70代の女性が熱中症の疑いで死亡したと発表しています。
停電からの復旧が進んでいる一方で、家を失ったことなどから車中泊を続ける人はいまも少なくありません。
【被災者】「ガソリンがもったいなくて、エンジンつけたり切ったりしてるけど暑くてちょくちょく目が覚めて。毎日しっかり睡眠とれていなくて、きのう体調崩した」
(Q.避難所もある中でなぜ車中泊?)
【被災者】「ぜいたく言ったらいけないが、(避難所は)人の目があるのが…」
■熱中症疑いによる搬送相次ぐ
医療の現場でも暑さとの戦いが続いています。
氷川町の病院には、災害時に派遣される医療チーム「DMAT」が治療に当たっていました。
搬送されてきた84歳の男性は熱中症の疑いがあり、点滴などの処置を受けました。
被災地での熱中症は相次いでいて、熊本県によると氷川町と八代市を管轄する八代消防本部では地震以降、65人が熱中症の疑いで搬送されています。
【医師】「(高齢者)施設は電気が来てなくて、冷房もあまりきいていなかったので、熱中症になってしまったという状況かと思います」
■「昼以降は部屋の中にはいられない」暑さが片付けの負担にも
被災した家の片付けも暑さが足を引っ張っています。
【被災者】「午前中メインで片付けて、昼以降は部屋の中には、いられないような状況。40分仕事したら、20分休憩している」
被災地では今後も猛暑日が続く予報で、熊本県は避難生活の負担を減らすため、公費負担によるホテルなどへの避難の募集を始めています。
(関西テレビ「newsランナー」2026年8月3日放送)
