1489人が犠牲になった長岡空襲から8月1日で81年が経ちました。新潟県長岡市では平和を願う式典などが行われたほか、長岡まつり大花火大会では7月28日に発生した熊本地震からの復興も願い、復興祈願花火フェニックスが打ち上げられました。
■県の内外から多くの観客
8月2日、平和・復興への願いが込められた『長岡まつり大花火大会』が開幕。会場には打ち上げ開始の約5時間前から行列ができていました。
【先頭に並ぶ人(長岡市民)】
「1時間くらい前(に来た)、場所取りだけ。会場に来るのは30年ぶり。きょうは本当に涼しくていい。毎年暑い」
【訪れた人(長野から)】
「良い席で見られそう、楽しみにしている。長岡花火は初めてなので、すごく楽しみ」
そして午後3時、一部の観覧席の入場が始まると、訪れた人たちは持参したシートを貼りつけるなど場所の確保に奔走していました。
【訪れた人(東京から)】
「5年連続5年目なので、毎年の恒例行事。気持ちは高まっている」
【訪れた人(新潟市から)】
「平和への思いも合わせて花火を見たい」
花火の打ち上げ開始時刻が迫ると…
【記者リポート】
「花火の打ち上げ開始まで1時間を切りました。会場には続々と人が集まってきていて、用意された観覧席は満席に近い状態となっている」
今年は2日間で用意された36万人分の有料観覧席のチケットが完売。
2日の会場も打ち上げ開始の1時間前にはほぼ満席の状態となり、県の内外から訪れた多くの観客が花火を心待ちにしていました。
【子ども(東京から)】
「フェニックスが楽しみ。色んな色が入っているから」
【長岡市民】
「ほぼ毎年来ている、やっぱり迫力があるのでテレビで見るのとは違う」
■打ち上げ開始!フェニックスには“熊本”への思いも
迎えた午後7時20分、いよいよ打ち上げ開始!2万発以上の花火が長岡の夜空を彩ります。
長岡空襲で亡くなった1489人の犠牲者への鎮魂、そして復興を願い1946年に始まった『長岡復興祭』が起源とされている長岡まつり。
その長岡復興祭から80年の節目を迎えた今年は『復興祈願花火フェニックス』に特別な祈りが込められました。
【アナウンス】
「フェニックス花火は勇気を届ける復興のシンボルです。今もつらく大変な思いをしている熊本の皆さん、私たちは誰も一人ではありません」
中越地震からの復興祈願をきっかけに打ち上げが始まった『フェニックス』。
21年前、この中越地震により甚大な被害を受けた長岡市から7月の地震で当時と同じような不安や苦しみを抱えている被災地・熊本の人々へ、復興への願いと「誰も一人ではない」というメッセージを込め、花火が打ち上げられました。
【訪れた人(福島から)】
「日本でも色んな災害があるが、みんなの心に少しでも希望が灯ればいい」
【訪れた人(富山から)】
「フェニックスを見たら涙が出てきた。これぞ長岡という感じ」
【訪れた人(三条市から)】
「平和のありがたさをイベントで実感できるのは大事な機会だと思う」
また3年ぶりに長生橋のナイアガラ花火も復活し、正三尺玉との迫力ある同時打ち上げも観客を魅了していました。
長岡の夜空を彩った花火は全国から訪れた人の心に深く響いたようです。
【訪れた人(新潟市から)】
「花火は昔の方の思いも反映したものだと思っているので、その思いも伝わった。この文化・花火大会がずっと続けばいい」
【訪れた人(千葉から)】
「想像以上のすばらしさ。世界に向けてこの花火は発信してほしい、素晴らしい」
長岡まつり大花火大会は3日夜も開かれます。
