7月31日も各地で猛暑日となった静岡県内。連日の厳しい暑さが体にこたえるのは、私達だけではありません。

斉藤力公 記者(7月29日):
きょうも35℃を超えた浜松市内なんですが、こちらの牧場では牛たちもぐったりしています

中央区舘山寺町にある佐藤牧場60年以上続く老舗で、現在はヤギや馬、それに乳牛120頭を飼育しています。

最高気温40℃以上の酷暑日となる日もある浜松市ですが、牧場によりますと牛は気温が25℃を超えると夏バテ気味になってしまうということです。

夏バテとなった牛は、水の飲みすぎで餌を食べる量が減少。牛乳の生産量は1頭あたり1日3kgほど少なくなっているといいます。

また、乳脂肪分が低下し、味も薄くなってしまっているということです。

佐藤牧場 広報・営業 菅ケ谷凌さん:
なるべく涼しい環境で、牛が暑さによるストレスをなるべく感じないように、設備を整えたり、気にしたりしながら、なるべく乳量を伸ばすように意識しています

牧場では、牛舎の天井につけた大型の扇風機を24時間稼働させ、ミストを噴射することで牛の体感温度を下げています。

また1日に1回体温の上昇を抑えるエサを与えるなど、牛の夏バテ対策をしていますが…。

佐藤牧場 広報・営業 菅ケ谷凌さん:
電気代は(冬と比べ)3倍上がり生産量がすごく落ちてしまうと、残る利益分がどんどん減るということが夏場は起きています。(Q.経営も苦しい部分が?)そうですね

経費はかさんでしまうものの、夏バテで死んでしまう牛もいるため、まずは牛の体調管理を徹底し夏を乗り切りたいと話します。

佐藤牧場 広報・営業 菅ケ谷凌さん:
体調を崩す牛もいるので、一頭一頭よりしっかり見て、早めのケアができるようにしていきたい

厳しい暑さの影響は食卓にも。農林水産省によりますと、夏野菜の代表格 ナスやトマトは平年の2割ほど、キュウリは4割以上、価格が高くなっています。

旬を迎えた枝豆。三島市の生産者が収穫していたのは地元のブランド「箱根枝豆」です。

ただ、ここ数年は厳しい暑さで、収穫量に影響が出ていました。

れたはうす・内藤拓也さん:
枝豆は30℃を超えるとストレスを感じ始めて、35℃を超えてしまうと花が落ちたり実が膨らまなかったり、変な形になったりという現象が起こってしまう。(2024年の収穫は)2~3割減少した

そこで、2025年 花が咲くタイミングを迎えた枝豆に遮熱シートをかけて暑さを和らげる取り組みをしたところ、例年通りの収穫量に。

収穫は9月まで続き、今後も順調に育つこと、そして消費者が笑顔になることを願いながら成育を見守っています。

れたはうす・内藤拓也さん:
大変なことがたくさんあるが自分たちも頑張って、いいものを届けられるようにしたい

厳しい暑さへの対応はまだまだ必要です。

テレビ静岡
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