地震発生から7月31日で4日目。
震度7の激しい揺れに見舞われた熊本・氷川町では、何本もの電柱が折れて倒れています。

真夏の暑さをしのぐのに欠かせない電気。
懸命の復旧作業が急ピッチで進められています。

作業員からは「ここら辺は午前中には(電気が)来る予定です。早くめどを立てて送電できるように頑張ります」との声が聞かれました。

熊本県内では午後4時の時点で、八代市の約800戸で停電が続いています。

エアコンがつかない真夏の被災地。

熊本市では31日、最高気温が35.7度に達し猛暑日となり、週明けには40度の酷暑日が予想されています。

暑さをしのげる避難所には、多くの人が身を寄せていました。

被災者:
電気が来ないことが一番大変です。電気が来ればなんとかなるんです。

避難所の外にいた2人は、飼い猫の「みいちゃん」を連れていたため、避難所には入らず外で避難生活を送っていました。

被災者:
猫を飼っているので中には入れない。外に避難しています。やっぱり(猫は)家族同然なので、少しでも風が通るところ、日陰を選んで避難している。

宇城市の避難所では31日、かき氷が配られ、大行列ができました。

最高気温が35.7度に達する中で八代市内で片づけに追われていたのは、普段であれば多くの客でにぎわうはずの回転寿司店です。

寿司じじや八代店・小林智さん:
においがもうすごいです。日に日に増していっている状態。

停電により、店は死活問題に直面していました。

寿司じじや八代店・スタッフ:
ライフラインが止まっている。(Q. 入ってきたらにおいが?)どうしても生ものを扱っているので腐敗があります。

電気が途絶えたままのキッチン。
当然、冷蔵庫も使えず、仕入れていたネタは全て腐ったといいます。

寿司じじや八代店・スタッフ:
(Q. どのくらいネタを仕入れた?)1~2日分のネタを仕入れていたので…。戸締まりしていても外までにおってくるような臭いだった。近所の人にも迷惑かかってしまうので。

寿司を握る場所には倒れた棚がそのまま残され、巨大な冷凍庫も前に倒れていました。

地震が起きたのは28日火曜日の午後4時27分ごろ。
寿司に使うはずだったシャリや作られていた料理もそのまま残っています。

寿司じじや八代店・スタッフ:
揚げた後に地震が来たのでこの状態に。油も全部地震でこぼれてしまったので。(Q. 油はどういう状態だった?)海で見るような波みたいな、左右にザバンザバン。近くにいたら全身にかぶるような高さの油が怖かった。

店内には割れた皿やしょうゆなどが散乱。
従業員は猛暑の中で、片づけに追われていました。

寿司じじや八代店・スタッフ:
一歩一歩、復興させていくしかないですね店を。

熊本県内では31日、熊本市と八代市で最高気温が35度を超え、震度7を観測した宇城市も猛暑日寸前の暑さに見舞われました。

暑さと停電による極めて過酷な状況下で、被災者も復旧作業に追われています。

被災した人は「どこから手をつけていいのか分からないもんですから」「(Q. 真夏で自宅の中はかなりの気温?)ですね、いまちょこっと入っただけでも汗かいてくる。夜も30度近くある」と話します。

取材していた記者の腕にも、ほんの数分で大粒の汗が。
このような対策も取られていました。

くみ上げた井戸水で体を冷やすための水浴び箇所です。

九州電力によりますと、停電は31日夕方ごろまでに復旧する見込みだということです。

FNN
FNN