熊本県で最大震度7を観測した地震の発生から一夜明け、被害の全容が見えてきました。
地震発生の瞬間をドライブレコーダーが捉えていました。
対向車線を走行するトラックが横に大きく揺れるなど揺れの強さが見てとれます。
熊本市内にある居酒屋では、水槽から大量の水があふれだし床には瓶などが散乱しました。
地震発生から1日がたち、被害の実態が次々と明らかになっています。
震度7を観測した熊本・氷川町ではいたるところで住宅が倒壊。
建物に取り残された人の懸命な救助活動が行われていました。
同じく震度7を観測した宇城市では、直径2メートルはある大きな柱が折れて倒れ、下に止まっていた軽トラックを直撃し、運転席は原形をとどめないほど押しつぶされていました。
地震前に撮影された映像と比較すると、建物の入り口付近にある筒状の支柱が真ん中部分から折れ、車に落下したとみられます。
また、甚大な被害が起きているのが八代市にある日本製紙八代工場です。
中にある何本もの煙突がぽっきりと折れ、折れた部分が鉄骨に残ったままの煙突もありました。
建物内には11人が閉じ込められ、7人が救助されていますが、うち5人が死亡、29日午後11時30分現在も4人の安否が分かっていません。
一方、29日、熊本市では最高気温35度を記録するなど猛烈な暑さになっています。
八代市にある公園には避難所に入れず避難してきた住民の姿もありました。
公園で車中泊している住民:
(避難所は)多かった。入れなかったので、取りあえずここに来ました。夜は暑い。エンジンかけっぱなしで寝ている、エアコンつけて。とにかくライフラインが復旧してくれない限りはしばらくは車の中だと思う。
30日以降、被災地はさらに厳しい暑さが予想されていて、命を守るための対応が急がれます。
これまでの発表によりますと、熊本県では13人死亡、心肺停止が6人、8人の方が重症となっています。
こうした状況を受け、熊本県は県内に432箇所の避難所を開設し、8886人が避難所で不安な一夜を過ごしています。
